ワンステップ非定常熱応力解析

ワンステップ非定常熱応力解析(OSTTS: One Step Transient Thermal Stress analysis)は、非定常温度履歴から変位と応力の履歴を計算します。

OSTTSサブケースについて最適化の応答が定義される際、内部的に生成された各静的サブケースについて、応答が内部的に作成されます。ワンステップ非定常熱応力最適化(OSTTO: One Step Transient Thermal Stress Optimization)は、時刻歴を介して複数の応答に基づき実行されます。

入力カード

OSTTSを実行するには、線形非定常熱伝導サブケースと静解析サブケースを定義する必要があります。 TEMPERATURE ケースコントロールエントリを静解析サブケースでHTIMEキーワードと共に使用すると、応力解析を実行するための特定のタイムステップまたはすべてのタイムステップを選択できます。OSTTOを実行するために、OSTTSサブケースについて目的関数または制約条件を定義します。

以下に、OSTTOのサンプル入力デックを示します。
SUBCASE 100
TITLE = Transient thermal subcase
ANALYSIS = HEAT
THERMAL(sort1, punch)=ALL
TSTEP = 100
IC = 20
DLOAD = 200
$
SUBCASE 200
TITLE = One step transient thermal stress subcase
SPC = 1
TEMP(LOAD,HTIME=ALL) = 100
DISPLACEMENT=ALL
STRESS=ALL
DESSUB =       2

コメント

  1. 非定常温度感度および静的応答へのその寄与は計算されません。
  2. OSTTSサブケースからの応答は、サブケースIDおよび関連するタイムステップ情報の両方と共に出力されます