RD-E:1702 遷移
一端を固定されたスチール製のボックスビームが、他端に無限の質量で衝撃を受けます。異なる遷移のメッシュの結果が比較されます。
ボックスビームの寸法は203 mm x 50.8 mm x 38.1 mmであり、その板厚は0.914 mmです。対称性が考慮に入れられているため、構造の1/4のみがモデル化されます。4種類のメッシュと3種類の塑性定式化(グローバル塑性、 5積分点と反復塑性)が比較されます。
使用されるオプションとキーワード
- Q4シェル
- インターフェース(/INTER/TYPE7および/INTER/TYPE11)
構造の自己接触が構造全体でのTYPE7インターフェースを用いてモデル化されます。インターフェースのメインサーフェスはモデル全体を用いて定義されています。セカンダリ節点グループはメインサーフェスを用いて定義されます。
ビームの上部で、起こり得るエッジ-エッジ接触がTYPE11セルフインパクトインターフェースを用いて取り扱われます。そのエッジにはTYPE 7インターフェースのメインサーフェスが入力のサーフェスとして用いられます。 - グローバル塑性、反復塑性、可変板厚
- BT_TYPE1-3-4、QEPH、BATOZ、DKT18とC0定式化
- 境界条件(/BCS)
対称性を考慮して、Y-Z平面内の全ての節点はY方向並進とXとZ軸周りの回転が拘束されます。構造の1/4がモデル化されます。
- 剛壁(/RWALL)
インパクタはZ-方向の強制速度(13.3 m/s)を用いたスライド剛壁でモデル化され、他の並進と回転は固定されます。
- 強制速度(/IMPVEL)
- 剛体(/RBODY)
下(固定)端は、全ての下端の点(Z = 0.0)を結合する剛体を用いてモデル化されます。剛体は並進と回転が完全に拘束されます。
入力ファイル
必要なモデルファイルのダウンロードについては、モデルファイルへのアクセスを参照してください。
モデル概要
単位: mm、ms、g、N、 MPa
- 材料特性
- 初期密度
- 7.8 x 10-3
- ヤング率
- 210000
- ポアソン比
- 0.3
- 降伏応力
- 206
- 硬化パラメータ
- 450
- 硬化指数
- 0.5
- 最大応力
- 340
モデリング手法
要素のレイアウトを図 3に示します。
- 要素定式化
- BT_TYPE1
- BT_TYPE3
- QEPH
- BATOZ
- C0
- DKT18
- 塑性:
- グローバル塑性
- 5積分点の漸進塑性
- 5積分点で反復塑性と可変板厚
結果
- 与えられたタイプの要素定式化に対するメッシュの役割と影響。
- 与えられたメッシュに対するシェル要素定式あ。
- 与えられたメッシュと要素定式化に対する塑性オプション。
- 圧壊力対変位
圧壊力はインパクタ(剛壁)のZ-方向の法線方向力に相当し、対称性から4倍されます。
比較では、剛壁のメイン節点のZ-方向移動が変位に相当します。
- アワグラスエネルギー
- 全エネルギー
全エネルギーは全てのエネルギーの合計です。