Constraint: PTdSF

Model ElementConstraint_PTdSF要素では、ボディ上の固定ポイントが、指定された一連のマーカーの原点を通るサーフェスに沿ってスライドするように拘束されます。

説明

これらのマーカーは、別々のボディに属していてもかまいません。マーカーが空間内で動くと、マーカーの原点を通るCUBICスプライン補間を使用して、このサーフェスが時間ステップごとに計算されます。したがって、サーフェスはマーカーが動くにつれて変形します。

フォーマット

<Constraint_PTdSF
     id                   = "integer"
   [ label                = "string" ]     
     i_marker_id          = "integer"
     ref_dsurface_id      = "integer"
 />

属性

id
要素識別番号(整数 > 0)。この番号は、すべてのConstraint_PTdSF要素の中で一意です。
label
Constraint_PTdSF要素の名前。
i_marker_id
その原点が変形可能な曲線に沿って動くように拘束されるポイントを定義するReference_Markerを指定します。
ref_dsurface_id
Constraint_PTdSF要素の定義に使用する変形可能サーフェスを指定します。

<Reference_DeformSurface
     id                  = "1"
     end_type            = "NATURAL"
     num_marker_row      = "7"
     num_marker_col      = "7">
 30101490 30101500 30101510 30101520 30101530 30101540 30101540
 30101420 30109781 30113791 30117801 30121811 30125821 30101480
 30101350 30108711 30112721 30116731 30120741 30124751 30101410
 30101120 30102061 30103071 30104081 30105091 30106101 30101130
 30101140 30110571 30114581 30118591 30122601 30126611 30101200
 30101210 30111641 30115651 30119661 30123671 30127681 30101270
 30101280 30101290 30101300 30101310 30101320 30101330 30101340
  </Reference_DeformSurface>
 
 <Constraint_PTdSF
     id                  = "1"
     i_marker_id         = "30107780"
     ref_dsurface_id     = "1"
  />     
 
 <Post_Graphic
     id                  = "500000"
     type                = "DeformSurface"
     surface_id          = "1"
     nseg_u              = "30"
     nseg_v              = "30" 
  />

コメント

  1. Reference_DeformSurface要素は、固有の慣性、剛性、または減衰プロパティを有していません。これらの影響を捕捉するためには、追加のモデリング要素が必要です。例をご参照ください。
  2. Reference_DeformSurfaceの定義に使用されるマーカーは、別のボディ(Body_PointBody_Rigid、またはBody_Flexibleのいずれか)に属していてもかまいません。
  3. Constraint_PTdSF要素は、Constraint_PTSF要素を一般化したものと考えることができます。実際、すべてのマーカーが同じ剛体に属している場合、Constraint_PTdSFConstraint_PTSFになります。
  4. Constraint_PTdSF要素を正しくモデル化するには、i_marker_idによって参照されるポイントが、シミュレーション全体にわたって、変形可能曲線の範囲内に留まるようにする必要があります。MotionSolveは、変形可能サーフェスを基準にしたポイントの現在位置の(u、v)値を計算します。この(u、v)値は、例えば設定されたu_spanやv_spanの範囲内に常に収まっている必要があります。

    -u_span/2 ≤ u ≤ + u_span/2

    -v_span/2 ≤ v ≤ + v_span/2

    現在のu値またはv値がこの範囲から外れると、このポイントが変形可能サーフェスの範囲内に戻るまで、MotionSolveは境界でのu値またはv値を保持します。ただし、これにより不正確な結果が生じる可能性があります。そのような状況では、結果が正しいか、確認することをお勧めします。詳細については、Reference_DeformSurfaceモデリング要素をご参照ください。