.outファイル

ASCIIフォーマットの結果ファイル。

ファイル生成

このファイルは常に生成されます。

ファイル内容

このファイルは、解析プロセスに関する注釈を提供します。

ファイルフォーマット

ファイルはOptiStructバナーで始まり、問題定義を説明する3つのセクションがその後に続きます:
  • 最適化ファイルとパラメータ情報
  • 有限要素モデル情報
  • 最適化問題パラメータ
続いて、必要なメモリとディスクスペースを計算した推定量が、以下のヘディングの下に書き出されます。
  • メモリ見積もり情報
  • ディスクスペース見積もり情報
解析結果または最適化履歴情報のセクションでは、以下の情報が提供されます(一部の情報は、最適化の間、反復計算ごとに、または非線形解析に対するサマリーとして出力されます):
  • 要素品質情報(いずれかの警告限界またはエラー限界を超えた場合)
  • 線形静的サブケースごとの全体荷重バランス表(SPCFORCEまたはGPFORCEが要求された出力の場合)。
  • 目的関数値。
  • 制約条件違反の最大%およびその制約条件のID。
  • 設計体積率値(トポロジー設計変数が存在する場合)または全体積(それ以外の場合)、および全質量。
  • 個別のサブケースのコンプライアンスと重み付け、および全体の重み付きコンプライアンス。
  • 保持されている応答の一覧。
制約条件違反が1%を超えた場合、その制約条件にはV(違反)のフラグが立てられます。違反が1%未満の場合は、A(アクティブ)のフラグが立てられます。トポロジー最適化における応力制約条件の場合は、違反がなければ非アクティブのフラグが立てられ、違反があればアクティブのフラグが立てられます。
  • ユーザー要求応答表(RESPRINTまたはDREPORTが要求された出力の場合)
  • 最も違反している制約条件の一覧
  • 設計変数値および境界(形状または寸法設計変数が存在する場合)。
  • 設計されたプロパティ/材料/結合アイテムの一覧(寸法設計変数が存在する場合)。
  • 計算された座屈モードとそれらの固有値のリスト。
  • 計算されたノーマルモード、それらの周波数、固有値、および重み付けのリストと、固有値の逆数にわたって重み付けされた周波数の値。
  • 重心の一覧。
  • 慣性モーメントの一覧。
  • 領域コンプライアンスの一覧。
複合材の最適化に対する製造性制約条件一覧

COMPOSITE MANUFACTURING CONSTRAINTS
----------------------------------------------------------------------------
User-ID       Constraint Information         Status      Max    Avg    Pct
       Type      Bound   Group   Elem                   Viol.   Viol.   Viol.
----------------------------------------------------------------------------
      1 PLYPCT     LOWER      0.0  ALL      Violated     12.1    2.6    2.5
      1 PLYPCT     LOWER     90.0 ALL      Violated       3.0    1.6    0.2
      1 PLYPCT     UPPER      90.0 ALL      Violated     31.8    5.3   14.6
----------------------------------------------------------------------------
ここで、
Max Viol
指定された製造性制約条件(Type)の最大違反値を表します。
Avg Viol
指定された製造性制約条件(Type)に対するすべての違反要素の平均違反値を表します。
Pct Viol
指定された製造性制約条件(Type)に違反している、設計領域内の要素の総数のパーセンテージを表します。
Constraint Information
列の内容はその名が示す通りであり、制約条件タイプごとに異なる可能性があります。
非線形解析に対する非線形反復計算のサマリー一覧

out_file_error
図 1.
ここで、
Avg.U
サブケースの特定の反復計算に対するすべての要素の平均変位を表します。
EUI
変位の相対誤差を表します。
EPI
荷重に関しての誤差を表します。
EWI
仕事に関しての誤差を表します。
詳細についてはユーザーズガイド内の微小変位非線形解析の収束について考慮すべき点および非線形静解析のタイプをご参照ください。
MaxEquiv Plststrn
最大等価塑性ひずみを表します。
Gap and Contact Element Status
列の内容はその名が示す通りです。
ファイルの最後では、以下の情報が提供されます。
  • リソース使用情報。
  • 計算時間情報。
注: 残差エネルギー比(ε)は、該当する場合は常に.outファイルに出力されます。GPFORCEを使用する必要はありません。大変位解析、MPCベース線形ギャップ、および高速接触解析では、ε出力を使用できません。