.op2ファイル
.op2ファイルは、モデルおよび結果データ用のNastran output2フォーマットです。
ファイル生成
このファイルは、O2、OUT2、またはOUTPUT2フォーマットが選択されたときに作成されます(入出力オプションのOUTPUTの説明をご参照ください)。
ファイル内容
結果 | 内容 |
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加速度 | 周波数応答解析、音場解析、過渡応答解析、およびマルチボディダイナミクス解析からの加速度結果。 出力は、入出力オプションのACCELERATIONによって制御されます。 |
複合材プライひずみ | 複合材料に関する静解析からのプライひずみ結果。 |
複合材プライ応力 | 複合材料に関する静解析からのプライ応力結果。 出力は、入出力オプションのCSTRESSとPCOMP定義上のSOUTiフィールドによって制御されます。 |
複合破壊インデックス | 複合材料に関する静解析からの破壊インデックス。 出力は、入出力オプションのCSTRESS、PCOMP定義上のSOUTi、SB、FTの各フィールド、および関連材料定義上の関連フィールドによって制御されます(MAT1、MAT2、MAT8をご参照ください)。 |
密度 | トポロジー最適化からの密度結果。 出力は、入出力オプションのDENSITYによって制御されます。
注: 密度結果は要素ひずみエネルギーとしてレポートされます。
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変位 | 静解析、周波数応答解析、音場解析、過渡応答解析、およびマルチボディダイナミクス解析からの変位結果。 出力は、入出力オプションのDISPLACEMENTによって制御されます。 |
固有ベクトル | ノーマルモード解析と線形座屈解析からの固有ベクトル結果。 出力は、入出力オプションのDISPLACEMENTによって制御されます。 |
サイクルあたりの要素のエネルギー損失。 | 周波数応答解析からのサイクルあたりの要素エネルギー損失およびサイクルあたりのエネルギー損失密度の出力。 出力は、入出力オプションのEDEによって制御されます。 |
要素荷重 | 静解析、周波数応答解析、音場解析、および過渡応答解析からの要素荷重結果。 出力は、入出力オプションのFORCE(またはELFORCE)によって制御されます。 |
要素運動エネルギー | 周波数応答解析からの要素運動エネルギーおよび運動エネルギー密度の出力。 出力は、入出力オプションのEKEによって制御されます。 |
要素ひずみエネルギー | 静解析、ノーマルモード解析、周波数応答解析、および過渡応答解析からの要素ひずみエネルギーおよびひずみエネルギー密度の結果。 出力は、入出力オプションのESEによって制御されます。 |
節点応力 | 静解析からの3次元要素に関する節点応力結果。 出力は、入出力オプションのGPSTRESS(またはGSTRESS)によって制御されます。 |
MPC反力 | 静解析、周波数応答解析、音場解析、および過渡応答解析からの拘束の多点反力結果。 出力は、入出力オプションのMPCFORCEによって制御されます。 |
PSD要素ひずみ | ランダム応答解析からの要素ひずみのパワースペクトル密度関数。 出力は、入出力オプションのSTRAINによって制御されます。 |
PSD要素応力 | ランダム応答解析からの要素応力のパワースペクトル密度関数。 出力は、入出力オプションのSTRESSによって制御されます。 |
RMS要素ひずみ | ランダム応答解析からの要素ひずみの2乗平均平方根値。 出力は、入出力オプションのSTRAINによって制御されます。 |
RMS要素応力 | ランダム応答解析からの要素応力の2乗平均平方根値。 出力は、入出力オプションのSTRESSによって制御されます。 |
SPC反力 | 静解析、周波数応答解析、音場解析、および過渡応答解析からの単点拘束の反力結果。 出力は、入出力オプションのSPCFORCEによって制御されます。 |
ひずみ | 静解析、周波数応答解析、音場解析、過渡応答解析、およびマルチボディダイナミクス解析からのひずみ結果。 出力は、入出力オプションのSTRAINによって制御されます。 |
応力 | 静解析、周波数応答解析、音場解析、過渡応答解析、およびマルチボディダイナミクス解析からの応力結果。 出力は、入出力オプションのSTRESS(またはELSTRESS)によって制御されます。 |
速度 | 周波数応答解析、音場解析、過渡応答解析、およびマルチボディダイナミクス解析からの速度結果。 出力は、入出力オプションのVELOCITYによって制御されます。 |
コメント
- 入出力オプションのPreviously Supported Resultsは、最適化中の解析結果の出力頻度を制御します。
- 解析および最適化の結果に加えて、有限要素モデルの詳細(節点、要素、座標系、およびプロパティ)が.op2ファイルに書き込まれます。このモデルは、HyperViewおよび疲労コードによって読み取ることができます。モデル出力をオフにするには、OUTPUT, OP2のNOMODELオプションを使用します。
- .op2ファイルから直接モデルを読み取るには、より新しいバージョンのFEMFAT、Medina(7.4.8以降)、およびAnimator(3.0.6.6c以降)を使用する必要があります。
- 周波数応答、過渡応答、マルチボディダイナミクスなどの動解析の場合は、セットの使用によりモデルおよび結果の出力データ量を減らすことが推奨されます。周波数または時間ステップごとに結果が出力されるため、出力ファイルが非常に大きくなる可能性があります。