DISPLACEMENT

入出力オプションおよびサブケース情報エントリ 入出力オプションまたはサブケース情報のセクション内でDISPLACEMENTコマンドを使用すると、すべてまたは個々のサブケースの変位ベクトルを出力するよう要求できます。

フォーマット

DISPLACEMENT (sorting, format, form, rotations, random, peakoutput, modal, nodal, fourier, complex eigenvalue analysis, type, TM=f, T1=f, T2=f, T3=f, RM=f, R1=f, R2=f, R3=f, kpi,statistics) = option

定義

引数 オプション 説明
sorting <SORT1SORT2> この引数が適用されるのは、周波数応答および過渡解析サブケースでのPUNCHフォーマット(.pchファイル)またはOUTPUT2フォーマット(.op2ファイル)の出力のみです。他の場所で使用した場合は無視されます。その際、警告は表示されません。
SORT1
各周波数 / タイムステップの結果をグループ化します。
SORT2
各グリッド / 要素の結果をグループ化します。 9
空白(デフォルト)
周波数応答解析では、節点セットを指定していない場合はSORT1、それ以外の場合はSORT2がそれぞれ使用されます。過渡応答解析ではSORT2が使用されます。
format <HMH3DOPTIPUNCHOP2PATRANHGAPATRANPLOTHDF5、空白>
HM
<table conref="../../bank/solvers_shared_format_tables_b.dita#reference_jc5_v4z_vgb/solvers_shared_format_tables_b_table_tmf_5gz_fjb" id="analysis_technique_imperfection_r_table_skj_fhz_fjb"></table>
<table conref="../../bank/solvers_shared_format_tables_b.dita#reference_jc5_v4z_vgb/solvers_shared_format_tables_b_table_tmf_5gz_fjb" id="analysis_technique_imperfection_r_table_skj_fhz_fjb"></table>
<table conref="../../bank/solvers_shared_format_tables_b.dita#reference_jc5_v4z_vgb/solvers_shared_format_tables_b_table_tmf_5gz_fjb" id="analysis_technique_imperfection_r_table_skj_fhz_fjb"></table>
<table conref="../../bank/solvers_shared_format_tables_b.dita#reference_jc5_v4z_vgb/solvers_shared_format_tables_b_table_tmf_5gz_fjb" id="analysis_technique_imperfection_r_table_skj_fhz_fjb"></table>
結果をOptiStruct結果フォーマット(.dispファイル)で出力します。
PUNCH
<table conref="../../bank/solvers_shared_format_tables_b.dita#reference_jc5_v4z_vgb/solvers_shared_format_tables_b_table_tmf_5gz_fjb" id="analysis_technique_imperfection_r_table_skj_fhz_fjb"></table>
<table conref="../../bank/solvers_shared_format_tables_b.dita#reference_jc5_v4z_vgb/solvers_shared_format_tables_b_table_tmf_5gz_fjb" id="analysis_technique_imperfection_r_table_skj_fhz_fjb"></table>
12
PATRAN
結果をPatranフォーマット(複数のファイル)で出力します。
HG
結果をHyperGraphプレゼンテーションフォーマット(_freq.mvwファイルおよび_tran.mvwファイル)で出力します。OUTPUTHGFREQおよびHGTRANSキーワードをご参照ください。
APATRAN
結果をPatranフォーマットの代替(複数のファイル)で出力します。
PLOT
バルクデータセクションでPARAM,POSTが定義されている場合、結果をNastran output2フォーマット(.op2ファイル)で出力します。 15
バルクデータセクションでPARAM,POSTが定義されていない場合にこのフォーマットを使用すると、他の結果を出力せずに、XYPUNCH出力用に複素結果のフォームを定義することができます。
HDF5
結果は階層ツリーフォーマット、Version 5 (.h5ファイル)で出力されます。 16
空白(デフォルト)
利用可能な結果があるアクティブなフォーマットすべてで結果を出力します。
form <COMPLEX, REAL, IMAG, PHASE, BOTH>

デフォルト(HMのみ)= COMPLEX

デフォルト(他の全てのフォーマット)= REAL

COMPLEX(HMのみ)、空白
HyperMesh出力フォーマットでは、.resファイルへの複素出力として、位相 / 振幅を組み合わせたフォームを指定します。
REALまたはIMAG
複素出力の直交フォーマット(実部と虚部)を指定します。 10
PHASE
複素出力の極フォーマット(振幅と位相)を指定します。位相は度単位で出力されます。 10
BOTH(HMのみ)
複素出力の極フォーマットと直交フォーマットの両方を指定します。
rotations <ROTA, NOROTA>
ROTA
回転変位の結果を出力します。H3DおよびHMの出力ストリームでのみ有効です。回転は必ず他の出力ストリームの変位と共に出力されます。
NOROTA(デフォルト)
回転変位の結果を出力しません。H3DおよびHMの出力ストリームでのみ有効です。回転は必ず他の出力ストリームの変位と共に出力されます。
random <PSDF, RMS, PSDFC>

デフォルト値はありません。

.h3d.h5形式で出力可能です。 4
PSDF
ランダム応答解析によるPSDRMSの結果を出力するよう要求します。
RMS
ランダム応答解析によるRMS結果のみを出力するように要求します。
PSDFC
ランダム応答解析によるPSDRMSおよびRMS(累積)の結果を出力するよう要求します。
peakoutput <PEAKOUT>

デフォルト = 空白

が存在する場合、PEAKOUTカードからのフィルターのかかった周波数のみがこの出力に考慮されます。
modal <MODAL>

デフォルト = 空白

MODAL
モーダル周波数応答と過渡応答解析で、構造モードとレジデュアルベクトルの変位がH3DPUNCH、およびOUTPUT2ファイルに出力されます。
MODALのみが存在する場合、対応する周波数応答および過渡解析の実行結果は出力されません。モード結果と対応するFRFおよび過渡結果の両方が必要な場合は、MODALと一緒にNODALオプションを定義できます。 21
nodal <NODAL>

デフォルト = 空白

NODAL
MODALオプションが存在する場合でも、周波数応答および過渡解析の変位はH3D、PUNCH、およびOUTPUT2ファイルに出力されます。NODALオプションに加えてMODALオプションも指定された場合、周波数応答および過渡解析の変位は構造モードと残差ベクトルと一緒に出力されます。 21
fourier <FREQ, TIME>

デフォルト = 空白

フーリエ変換を使用したモーダル / 直接法過渡応答解析の変位出力。
FREQ
周波数領域。 13
TIME
時間領域。 13
complex eigenvalue analysis 20 <UNSTABLE> 変位結果
UNSTABLE
複素固有値解析の不安定モード(のみ)から出力されます。
空白(デフォルト)
デフォルトでは、すべてのモードについて出力されます。 1
type <NORMAL>
NORMAL
これが存在する場合、シェル要素とソリッド要素のサーフェス上の節点の法線方向変位結果が出力されます。 14
これは周波数応答解析のみで使用可能です。
空白(デフォルト)
法線方向変位の結果を出力しません。
TM,T1,T2,T3

RM,R1,R2,R3

<f>

実数 > 0.0

デフォルト = 空白

TM
並進の大きさがTMより大きい節点について変位が出力され、T1T2、およびT3は無視されます。 17
T1,T2,T3
並進成分の絶対値がそれぞれT1T2、またはT3より大きい節点について、変位が出力されます。 17
RM
回転の大きさがRMより大きい節点について変位が出力され、R1R2、およびR3は無視されます。 17
R1,R2,R3
回転成分の絶対値がそれぞれR1R2、またはR3より大きい節点について、変位が出力されます。 17
kpi <KPI>

デフォルト = 空白

KPI
変位結果の重要性能指標が*.kpiASCIIファイルに出力されます。 18
statistics <STATIS, OSTATIS, または空白> 過渡解析の時間経過に伴う変位統計の結果は、このオプションによって制御されます。 19
STATIS
変位統計は、時間ステップごとに通常の変位出力と共に出力されます。
OSTATIS
変位統計のみが出力されます。
空白(デフォルト)
option <table conref="../../bank/solvers_shared_format_tables_b.dita#reference_jc5_v4z_vgb/solvers_shared_format_tables_b_table_tmf_5gz_fjb" id="analysis_technique_imperfection_r_table_skj_fhz_fjb"></table>

デフォルト = ALL

YESALL、空白
すべての節点の変位が出力されます。
NONONE
変位を出力しません。
SID
セットIDを指定した場合、そのセットに含まれる節点の変位のみが出力されます。

コメント

  1. DISPLACEMENTコマンドを指定しなかった場合、周波数応答サブケースを除くすべてのサブケースのすべてのグリッドの変位が出力されます。
  2. form引数が適用されるのは周波数応答解析のみです。他の解析タイプでは無視されます。
  3. formのBOTHおよびCOMPLEXはいずれも.frf出力ファイルには適用されません。
  4. 同一のエントリに複数のフォーマットを指定できます。各フォーマットはコンマで区切る必要があります。フォーマットを指定しなかった場合、この出力コントロールは、利用可能な結果があるOUTPUTコマンドで定義されているフォーマットすべてに適用されます。利用可能な結果とこれらの結果の各フォーマットの詳細については、OptiStructによる結果出力をご参照ください。
  5. このカードは複数インスタンスが可能です。インスタンスが競合する場合は、最後のインスタンスが優先されます。
  6. <table conref="../../bank/solvers_shared_format_tables_b.dita#reference_jc5_v4z_vgb/solvers_shared_format_tables_b_table_tmf_5gz_fjb" id="analysis_technique_imperfection_r_table_skj_fhz_fjb"></table>
  7. 回転の結果はラジアンで出力されます。
  8. ノーマルモード出力で、USET U6データがある場合、USET U6自由度に関する静的レジデュアル変位ベクトルもPUNCH、H3DとOUTPUT2ファイルに出力されます。
  9. 一般的に、HyperView.op2ファイルからの結果について、SORT2フォーマットを認識しません。結果の出力がSORT2フォーマット(<Result Keyword> (SORT2, OUTPUT2, ...)のみの場合、その結果はOptiStructによって.op2ファイルにSORT2フォーマットで書き込まれますが、.op2ファイルをHyperViewにインポートしたときに、SORT2フォーマットの結果は認識されません。したがって、OUTPUT2フォーマットの結果出力にはSORT1オプションが推奨され、PUNCHフォーマットの結果出力にはSORT2オプションが推奨されます。
  10. バイナリフォーマット(.h3dまたは.op2)の結果は、FORMフィールドで指定されているオプションにかかわらず、常にPHASE/MAGフォームで出力されます。対応するポストプロセッサー(HyperView/HyperGraph)により、PHASE/MAGフォーマットを簡単に必要なフォーマットに変換できます。ASCIIフォーマットの結果は、指定された / 要求されたFORMで出力されます。
  11. 4文字の短縮形DISPDISPLACEMENTの代わりに使用できます。
  12. format=OUTPUT2を使用して、Nastran output2フォーマット(.op2ファイル)で結果を出力するように要求することもできます。
  13. FREQオプションとTIMEオプションは、フーリエ変換を使用したモーダル / 直接法過渡解析の場合にのみ有効です。FREQがある場合、周波数領域の変位がダミー周波数サブケースに出力されます(このサブケースは過渡サブケースと同じIDを共有しています)。
  14. NORMAL変位出力の場合は、サーフェス節点は指定されたGRID SET内から自動的に選択されます。代わりに、<varname>option</varname>=ALLが入力された場合は、モデル内のすべてのサーフェス節点について法線方向変位が出力されます。法線方向の結果は、周波数応答解析およびH3Dフォーマットでのみ使用可能です。
  15. DISPPLOT)がPARAM,POST,-1と共に指定された場合は、標準のデフォルト出力要求は無効になります。このような実行については、必要な出力を明示的に要求できます(OUTPUT,H3Dなどを使用)。
  16. HDF5出力は、.h5バイナリ結果ファイルに出力されます。.h5出力フォーマットが要求された場合にサポートされる解析タイプおよび要素の詳細については、.h5ファイル を参照してください。

    古いHDF5フォーマット(.hdf5)の詳細については、PARAM, HDF5.hdf5ファイルを参照してください。

  17. H3DおよびPUNCHフォーマットの静解析と座屈解析では、変位出力フィルターがサポートされています。
  18. KPIの出力には、対応するプロパティに関する変位の最大値が含まれます。これは線形および非線形静解析のみでサポートされています。KPI出力では、SIDオプションを使用して特定のSETで出力することもできます。
  19. 変位統計は、直接法による線形過渡解析とモーダル線形過渡解析でサポートされています。

    変位統計については、H3D出力のみがサポートされます。

    STATISまたはOSTATISを指定している場合、過渡解析では時間の経過に伴う以下の統計が出力されます。
    統計
    サポートされている変位結果タイプ
    Minimum and Time of Minimum
    X-component, Y-component, Z-component
    Maximum and Time of Maximum
    X-component, Y-component, Z-component
    Maximum and Time of Maximum
    X-component, Y-component, Z-component
    Arithmetic Mean, Root Mean Square (RMS), Variance, and Standard Deviation
    X-component, Y-component, Z-component
    変位の統計はHyperView内で、H3Dファイルを読み込み後にResultsブラウザの時間ステップリストの最後にあるStatistics over timeオプションの下で確認できます。Displacement (Statistics) (s)の下のサブメニューでさまざまな統計を選択することが可能です。


    図 1.
  20. 複数のMach数を用いた空力弾性発散解析では、H3D出力のみが可能です。
  21. MODALNODALの両方のオプションが存在する場合、両方の固有ベクトルと周波数 / 過渡応答の結果はH3D、PCH、およびOP2ファイルに出力されます。MODALNODALの両方の出力で出力セットIDが一致する必要があります。


    図 2.