POWERFLOW

入出力オプションエントリパワーフローフィールドを出力するよう要求するために使用されます。

フォーマット

POWERFLOW (format,peakoutput) = option

定義

引数 オプション 説明
format <H3D>
H3D(デフォルト)
結果をHyper3Dフォーマット(.h3dファイル)で出力します。
peakoutput <PEAKOUT>

デフォルト = 空白

が存在する場合、PEAKOUTカードからのフィルターのかかった周波数のみがこの出力に考慮されます。
option <YES, ALL, NO, NONE, SID>

デフォルト = ALL

YESALL、空白
すべての要素のパワーフローフィールドを出力します。
NONONE
パワーフローフィールドを出力しません。
SID
セットIDを指定した場合、そのセットの内容のパワーフローフィールドのみが出力されます。

コメント

  1. パワーフローフィールドの出力対象は、.h3dファイルのみです。
  2. パワーフローフィールドは、動的荷重がかかった構造内を移動する振動エネルギーの大きさと方向を示します。これは、エネルギー伝達の経路、および振動のソースとエネルギーの出口の特定に役立ちます。また、構造インテンシティーも利用可能です。これは、単位面積あたりのパワーフローとして定義されます。
  3. パワーフローフィールドと機械インテンシティーは、SECTIONバルクデータエントリで定義される(STYPE=FLOWを指定)ソリッド要素セクションで出力可能です。断面におけるすべての要素の寄与は、サーフェスに垂直な方向に沿って計算されます。これらの寄与は、断面でのパワーフローの計算に、まとめて加算されます。機械インテンシティーは、パワーフローを断面の面積で割った値と等しくなります。結果は.h3dファイルにのみ出力されます。指定した断面のすべての節点には同じ値が割り当てられます。
  4. パワーフローフィールドの計算に使用される基準は、ユーザーズガイド参考文献の項に記載されています。