RESTARTR
入出力オプションエントリ非線形解析のリスタートの読み込み要求を定義します。
フォーマット
RESTARTR = <option> file_prefix
例
RESTARTR = originaljob_sub5_inc0012
RESTARTR = TERMI, originaljob_sub5_inc0012
RESTARTR = TERMI, D:\tmp\originaljob_sub5_inc0012
解釈: 読み込むリスタートモデル情報ファイルはoriginaljob.rmdとoriginaljob.rmdxのどちらかで、読み込むリスタート解析情報ファイルはoriginaljob_sub5_inc0012.rnlです。TERMIの指定により、サブケース5は増分12の後に中断されます。
定義
引数 | オプション | 説明 |
---|---|---|
option | TERMI、空白 |
|
file_prefix | .rnlファイルの接頭子 デフォルト値はありません。 |
読み込むリスタート(.rnl)およびリスタートモデル(.rmdまたは.rmdx)ファイルを特定します。 .rnl、.rmd、および.rmdxファイルは、それぞれ、<filename>_sub<i>_inc<j>.rnl、<filename>.rmd、および<filename>.rmdxのフォーマットで命名されます。ここで、<filename>は入力デックのファイル名(.femの前)、<i>(0<i<100000000)は対応するサブケースID、<j>(0<j<10000)はサブケース内の対応する増分値です。 .rmdxファイルは、RESTARTWエントリでRMDXオプションがアクティブになっている場合にのみ出力されます。 |
コメント
- モデルでRESTARTRエントリが指定されている場合は、OptiStructでは、リスタートモデル情報ファイル(*.rmdまたは*.rmdx)とリスタート解析情報ファイル(*.rnl)を読み込み、以前中断された非線形解析の実行をリスタートします。
- RESTARTRはサブケース外とサブケースの上でのみ指定できます。
- 非線形解析のリスタートの詳細については、ユーザーズガイドの非線形解析のリスタートをご参照ください。
- RESTARTW エントリとRESTARTRエントリは一緒に指定できます。ただし、最初の実行(後でリスタートする元のジョブ)の場合を除きます。この場合、指定できるのはRESTARTWのみです。
- RESTARTR実行では、RESTARTWでRMDXオプションを使用して.rmdxリスタートモデルファイルを生成する場合、追加のエントリ(BEGIN BULKとENDDATAを除く)のみをモデルで定義できます。RESTARTWモデル内に既に存在するエントリがRESTARTR実行で再定義される場合は、重複したエントリのエラーが原因で実行がエラーアウトする可能性があります。