CFAILURE

入出力オプションおよびサブケース情報エントリ 入出力オプションまたはサブケース情報のセクション内でCFAILUREコマンドを使用すると、すべてのsubcaseまたは個々のsubcasePCOMPPCOMPP、またはPCOMPGプロパティを参照するシェル要素の破壊指数を出力するよう要求できます。

このコマンドは、H3Dフォーマットの線形静解析、非線形静解析(微小変位と大変位の両方)、および非線形過渡解析(微小変位と大変位の両方)で、MAT9を使用したPCOMPLSまたはPSOLIDを参照するソリッド要素もサポートしています。

フォーマット

CFAILURE (format_list, NDIV, location) = option

定義

引数 オプション 説明
format <H3DOPTIOP2、空白>
H3D
結果をHyper3Dフォーマット(.h3dファイル)で出力します。
OPTI
結果をOptiStruct結果フォーマット(.cstrファイル)で出力します。
OP2
空白(デフォルト)
利用可能な結果があるアクティブなフォーマットすべてで結果を出力します。
ndiv <整数>

デフォルト = 3

複合材破壊指数が計算される層の数。この計算で使用できる整数の最大数は5です。 1 7 8
location <CENTERCORNER、空白>
CENTER(デフォルト)
結果は要素の中心でのみ使用可能です。
CORNER
結果は、要素のコーナーと要素の中心で使用可能です。
blank
CENTERと同じ。

コメント10を参照。

option <YES, ALL, NO, NONE, SID, PSID>

デフォルト = YES

YESALL、空白
すべての要素の結果を出力します。
NONONE
結果を出力しません。
SID
セットIDを指定した場合、そのセットに含まれる要素の結果のみが出力されます。
PSID
プロパティセットIDを指定した場合、そのプロパティセットで指定されたプロパティを参照する要素の結果のみが出力されます。

コメント

  1. 以下のに、各NDIV値について破壊指数(FI)が計算される平面を示します。BOT、MID、およびTOPは、個別プライの底面、中間面、および上面を表します。層の数は、プライの底面からの平面 / 区画の相対距離を表します。
    NDIV
    FIが計算される平面
    1
    MID
    2
    BOT、TOP
    3
    BOT、MID、TOP
    4
    BOT、0.33、0.67、TOP
    5
    BOT、0.25、MID、0.75、TOP


    図 1. 個別プライのNDIV平面
  2. CFAILUREが使用されていない場合は、複合材強度比は出力されません。CSTRESSエントリとCSTRAINエントリを使用して破壊指数を要求することはできません。
  3. 同一のエントリに複数のフォーマットを指定できます。各フォーマットはコンマで区切る必要があります。フォーマットを指定しなかった場合、この出力コントロールは、利用可能な結果があるOUTPUTコマンドで定義されているフォーマットすべてに適用されます。
  4. PCOMPまたはPCOMPGバルクデータエントリでSOUTフィールドをYESに設定し、PCOMPPエントリで、対応するPLYエントリのSOUTフィールドをYESに設定して、対応するプライの破壊指数計算をアクティブにする必要があります。また、FTフィールドとSBフィールド、および参照材料上の許容応力(またはひずみ)のフィールドも定義する必要があります。
  5. PCOMPGバルクデータエントリで定義されている層の結果は、GPLYIDごとにグループ化されます。
  6. 最適化するには、指定したフォーマットへの出力頻度を入出力オプションOUTPUTで制御します。
  7. シェル要素では、NDIVフィールドは静解析とノーマルモード解析のみでサポートされています。NDIVフィールドは、1次要素と2次要素でサポートされています。
  8. ソリッド要素では、NDIVは常に3と等しくなります。
  9. このカードは複数インスタンスが可能です。インスタンスが競合する場合は、最後のインスタンスが優先されます。
  10. コーナー結果は、線形静解析および非線形静解析(微小変位および大変位)の解析タイプでのみ使用できます。現時点では、H3D出力のみがサポートされています。