ESE
入出力オプションおよびサブケース情報エントリ すべてまたは個々のサブケースのひずみエネルギーとひずみエネルギー密度を出力するよう要求するために使用します。
フォーマット
ESE (format_list, type, dmig, extras, neuber, group, peakoutput,THRESH=thresh,RTHRESH=rthresh,TOP=topn,RTOP=rtop) = option
定義
引数 | オプション | 説明 |
---|---|---|
format | <HM、H3D、PUNCH、OP2、PLOT、空白> |
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type | <AVERAGE、AMPLITUDE、PEAK> |
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dmig | <DMIG、NODMIG> |
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extras | <PLASTIC> デフォルト = 空白 |
全ひずみに加えて、塑性要素ひずみエネルギーも出力します。これは、線形静解析におけるNeuber法のみでサポートされています。この出力はH3Dフォーマットでのみ利用可能です。 |
neuber | <NEUBER> デフォルト = 空白 |
要素ひずみエネルギーは、Neuberひずみに基づいて計算されます。 |
group | <PROP、COMP、SET、OPROP、OCOMP、OSET> 11 デフォルト = 空白 |
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peakoutput | <PEAKOUT> デフォルト = 空白 |
PEAKOUTカードでフィルタされた周波数のみがこの出力に考慮されます。 |
THRESH | <thresh> Real デフォルト = 空白 |
絶対値のしきい値を指定します。このしきい値を下回る場合、ひずみエネルギー結果は出力されません。 8 |
RTHRESH | <rthresh> 0.0 < 実数 < 1.0 デフォルト = 空白 |
全ひずみエネルギーの比率として相対閾値を指定します。この閾値を下回る場合、結果は出力されません。例えば、TSEがモデル内の全ひずみエネルギーである場合、TSE*rthreshを下回るひずみエネルギー結果は出力から除外されます。 |
TOP | <topn> 整数 > 0 デフォルト = 空白 |
上位のtopn個のひずみエネルギー値のみを出力します。 |
RTOP | <rtop> 0.0 < 実数 < 1.0 デフォルト = 空白 |
ひずみエネルギー値総数のうち上位比率のrtopのみを出力します。例えば、SETOTがモデル内のひずみエネルギー値総数である場合、上位のSETOT*rtop値のみが出力されます。 |
option | <YES, ALL, NO, NONE, SID> デフォルト = ALL |
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コメント
- ESEコマンドを指定しなかった場合、要素ひずみエネルギーおよびひずみエネルギー密度は出力されません。
- ひずみエネルギーおよびひずみエネルギー密度の計算には、初期熱ひずみが含まれます。
- 同一のエントリに複数のフォーマットを指定できます。各フォーマットはコンマで区切る必要があります。フォーマットを指定しなかった場合、この出力コントロールは、利用可能な結果があるOUTPUTコマンドで定義されているフォーマットすべてに適用されます。得られる結果とフォーマットの詳細については、OptiStructによる結果出力をご参照ください。
- このカードは複数インスタンスが可能です。インスタンスが競合する場合は、最後のインスタンスが優先されます。
- 最適化するには、指定したフォーマットへの出力頻度を入出力オプションOUTPUTで制御します。OptiStructの以前のバージョンでは、入出力オプションFORMATとRESULTSの組み合わせが使用されていました。この方法は現在もサポートされていますが、複数のフォーマットに対してそれぞれ異なる出力頻度を指定できないため、推奨されません。
- typeは周波数応答解析にのみ適用されます。
- 周波数応答解析で要素ひずみエネルギーを計算するための3つの方法を以下に示します。
- 出力タイプ
- 式
- 平均
- 大きさ
- ピーク
- 対応する要素エネルギー
- 変位の実数部
- 変位の虚数部
- 剛性マトリックス
- しきい値のオプション(THRESH、RTHRESH、TOP、およびRTOP)は、静解析と周波数応答解析のみで使用できます。H3Dの場合、フィルタは要素(シェル、ソリッド、ビーム、溶接など)の各寸法に適用されますが、OP2およびPUNCHの場合、フィルタは各要素タイプ(QUAD4、TRIA3、QUAD8など)に適用されます。
- グループ引数は、H3DフォーマットとPUNCHフォーマットの静解析、固有値解析、周波数応答解析、過渡解析および空力弾性発散解析のみでサポートされています。陽解法動解析の場合、H3Dフォーマットでは、COMPとOCOMPのグループオプションのみ利用可能です。
- グループひずみエネルギーとグループひずみエネルギー密度は、要素ひずみエネルギー結果タイプでH3Dファイルに出力されます。
- PUNCHファイルには、プロパティ / コンポーネントIDおよび対応するひずみエネルギーとひずみエネルギー密度が出力されます。
SET/OSETが要求された場合は、演算子ORを使用したブーリアンセットのSIDがフィールドオプションで指定されることが期待されます。このオプションの使用時に参照される要素セットでは、OPERATORフィールドがORに設定される必要があります。ブーリアン演算子ORを使用しない通常の要素セットは許可されていません。SET/OSETは、現在H3DフォーマットとPUNCHフォーマットのみでサポートされています。
- ESEまたはEKEの出力要求がモデル内に存在する場合、直接 / モーダル複素固有値解析(ASYNC、SYNC、および複数のローターを使用)のローターエネルギー出力は、<filename>.rengyファイルで確認できます。.rengyファイルへの出力は、要求された要素エネルギー出力に対するローターエネルギーの比率(パーセンテージ)として計算されます。.rengyファイルに出力されるローターエネルギーのパーセンテージが有意なものになるように、すべての要素のエネルギー出力を要求することをお勧めします。
- グループひずみエネルギーは、PROP、COMP、またはSETにおいて該当グループにあるすべての要素の合計エネルギーであり、グループひずみエネルギー密度は、グループひずみエネルギーとグループ体積の比率です。