EDE
入出力オプションおよびサブケース情報エントリ すべてまたは個々のサブケースに関して、サイクルあたりの要素のエネルギー損失、およびサイクルあたりの要素のエネルギー損失の密度を出力するよう要求するために使用します。
フォーマット
EDE (format_list, type, dmig, group) = option
定義
引数 | オプション | 説明 |
---|---|---|
format | <HM、H3D、PUNCH、OP2、PLOT、空白> |
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type | <AVERAGE、AMPLITUDE、PEAK> |
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dmig | <DMIG、NODMIG> |
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group | <PROP、COMP、SET、OPROP、OCOMP、OSET> デフォルト = 空白 |
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option | <YES, ALL, NO, NONE, SID> デフォルト = ALL |
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コメント
- EDEコマンドを指定しなかった場合、要素減衰エネルギーおよび減衰エネルギー密度は出力されません。
- サイクルあたりの要素のエネルギー損失、およびサイクルあたりの要素のエネルギー損失の密度の計算には、初期熱ひずみが含まれます。
- 同一のエントリに複数のフォーマットを指定できます。各フォーマットはコンマで区切る必要があります。フォーマットを指定しなかった場合、この出力コントロールは、利用可能な結果があるOUTPUTコマンドで定義されているフォーマットすべてに適用されます。
- このカードは複数インスタンスが可能です。インスタンスが競合する場合は、最後のインスタンスが優先されます。
- 最適化するには、指定したフォーマットへの出力頻度を入出力オプションOUTPUTで制御します。
- typeは周波数応答解析にのみ適用されます。
- 周波数応答解析で要素減衰エネルギーを計算するための3つの方法を以下に示します。
- 出力タイプ
- 式
- 平均
- 大きさ
- ピーク
ここで、- 対応する要素エネルギー
- 変位の実数部
- 変位の虚数部
- 要素減衰マトリックス
- format=OUTPUT2を使用して、Nastran output2フォーマット(.op2ファイル)で結果を出力するように要求することもできます。
- グループ引数は、H3DフォーマットとPUNCHフォーマットの静解析、固有値解析、周波数応答解析、過渡解析および空力弾性発散解析のみでサポートされています。グループ減衰エネルギーとグループ減衰エネルギー密度は、要素減衰エネルギー結果タイプでH3Dファイルに出力されます。Punchファイルには、プロパティ / コンポーネントIDおよび対応する減衰エネルギーと減衰エネルギー密度が出力されます。
SET/OSETが要求された場合は、演算子ORを使用したブーリアンセットのSIDがフィールドオプションで指定されることが期待されます。このオプションの使用時に参照される要素セットでは、OPERATORフィールドがORに設定される必要があります。ブーリアン演算子ORを使用しない通常の要素セットは許可されていません。SET/OSETは、現在H3DフォーマットとPUNCHフォーマットのみでサポートされています。