GPKE

入出力オプションおよびサブケース情報エントリ 入出力オプションまたはサブケース情報のセクション内でGPKEコマンドを使用すると、ノーマルモードサブケースのグリッドポイント運動エネルギーを出力するよう要求できます。

フォーマット

GPKE (format_list) = option

定義

引数 オプション 内容
format <PUNCH、空白>
PUNCH
結果をNastran punch結果フォーマット(.pchファイル)で出力します。
空白(デフォルト)
option <YES, ALL, NO, NONE, SID>

デフォルト = ALL

YESALL、空白
すべての要素のGPKEの結果を出力します。
NONONE
GPKEの結果を出力しません。
SID
セットIDを指定した場合、そのセットに含まれるグリッドのみのGPKEの結果が出力されます。

コメント

  1. グリッドポイント運動エネルギーは、構造内にある全グリッドの総運動エネルギーに対する割合(%)として出力されます。したがって、各GRIDGPKEの結果は、要求したオプション(ALLYESまたはSID)に関係なく同じになります。
  2. 連成質量マトリックスが用いられた場合(PARAM,COUPMASS,YES)、それぞれのGRIDは、そのGRIDに結合しているすべてのGRIDの影響を受けます。対角質量マトリックスを用いると(PARAM,COUPMASS,NO)、より意味のある結果を与えます。
  3. EIGRAを用いた大規模問題を解く際、GPKE=ALLまたは連成質量マトリックス(PARAM,COUPMASS,YES)が指定された場合、それぞれのモードに対して完全な固有ベクトルが計算され、保存される必要が生じるため、計算時間が増加します。