FOS

入出力オプションおよびサブケース情報エントリ 入出力オプションまたはサブケース情報のセクション内でFOSコマンドを使用すると、すべてまたは個々の疲労サブケースの疲労安全率、静水圧、およびせん断応力の結果を出力するよう要求できます。

フォーマット

FOS (format, type, option, THRESH=thresh, RTHRESH=rthresh, TOP=topn, RTOP=rtop) = option

定義

引数 オプション 内容
format <H3DOPTI、空白>
H3D
結果をHyper3Dフォーマット(.h3dファイル)で出力します。
OPTI
結果をOptiStruct結果フォーマット(.fatファイル)で出力します。
空白(デフォルト)
利用可能な結果があるアクティブなフォーマットすべてで結果を出力します。
type <SUBEVENT>
SUB(デフォルト)
疲労サブケースの合計のFOS、静水圧、およびせん断応力の結果を出力します。
EVENT
SUBオプションを通じて出力される結果に加えて、FATEVNTごとにFOS、静水圧、およびせん断応力の結果を出力します。
option <HISTORY、空白> 安全率、静水圧、および微視的せん断応力の結果を、疲労サブケースの時間の関数として出力します。
HISTORY
現在は、type=EVENTでのみサポートされています。
空白(デフォルト)
THRESH <thresh>

デフォルト = 空白(実数)

絶対値のしきい値を指定します。このしきい値を下回る場合、FOS結果は出力されません。
RTHRESH <rthresh>

デフォルト = 空白(0.0 < 実数 < 1.0)

全FOSの比率として相対的なしきい値を指定します。このしきい値を下回る場合、結果は出力されません。例えば、Fがモデル内の全FOSである場合、F*rthreshを下回るFOS結果は出力から除外されます。
TOP <topn>

デフォルト = 空白(整数 > 0)

上位“topn”個のFOS値のみが出力されます。
RTOP <rtopn>

デフォルト = 空白(0.0 < 実数 < 1.0)

FOS値総数の上位の比率(“rtop”)のみが出力されます。例えば、FTOTがモデル内のFOS値総数である場合、上位FTOT*rtopの値のみが出力されます。
option <YES, ALL, NO, NONE, SID, PSID>

デフォルト = ALL

YESALL、空白
すべての要素の結果を出力します。
NONONE
結果を出力しません。
SID
セットIDを指定した場合、そのセットに含まれる要素の結果のみが出力されます。
PSID
プロパティセットIDを指定した場合、対応するプロパティのセット(SETTYPE=ELEM, SUBTYPE=PROP))で参照されている要素の結果のみが出力されます。

コメント

  1. FOSコマンドを指定しなかった場合、疲労FOSの結果は出力されません。
  2. 同一のエントリに複数のフォーマットを指定できます。各フォーマットはコンマで区切る必要があります。フォーマットを指定しなかった場合、この出力コントロールは、利用可能な結果があるOUTPUTコマンドで定義されているフォーマットすべてに適用されます。
  3. 静水圧とせん断応力はOPTIフォーマットでは出力されません。イベントに基づいたFOSの結果のみがOPTIフォーマットで出力されます。H3Dフォーマットはフル出力をサポートしています。
  4. 降伏曲面の中心は、複数のイベントにまたがる荷重履歴全体に基づいて決定されます。したがって、イベントのFOSは、そのイベントの局所荷重履歴だけでなく荷重履歴全体の影響を受けます。
  5. このカードは複数インスタンスが可能です。インスタンスが競合する場合は、最後のインスタンスが優先されます。
  6. 節点ベースのFATDEFが含まれた疲労サブケースについては、GPFOSエントリを使用してFOS出力を要求する必要があります。