XYPEAK / XYPLOT / XYPUNCH

入出力オプションエントリ入出力オプションセクションの中でXYPEAKコマンド、XYPLOTコマンド、XYPUNCHコマンドを使用すると、ランダム応答解析を出力するよう要求できます。また、RESPONSEプロットタイプと共にXYPUNCHコマンドを使用すると、周波数応答解析の.pchファイルの出力を要求することもできます。

フォーマット

operation, curve-type, plot-type/entity ID(item code) list

XYPLOT, XYPEAK, VELO, PSDF / 3(T2), 6(T2)
XYPEAK, DISP, AUTO / 223(T3)
XYPEAK, XYPLOT, XYPUNCH, ACCE, PSDF / 8(T1), 9(T1), 8(T2), 9(T2)

定義

引数 オプション 説明
operation <XYPEAKXYPLOTXYPUNCH>

デフォルト値はありません。

XYPEAK
ランダム応答解析において、要求された出力のサマリーを含む.peakファイルを生成します。
XYPLOT
ランダム応答解析において、要求された出力のHyperGraphセッションファイルおよび関連データファイルを生成します。
XYPUNCH
ランダム応答解析において、要求された出力の.pchファイルを生成します。
プロットタイプがRESPONSEの場合、このコマンドを使用して周波数応答解析の.pchファイルを生成することもできます。
curve-type <DISPVELOACCEFORCESTRESSSTRAIN>

デフォルト値はありません。

DISP
変位を出力するよう要求します。
VELO
速度を出力するよう要求します。
ACCE
加速度を出力するよう要求します。
FORCE
力を出力するよう要求します。
plot-typeRESPONSEの場合: CBUSH要素とCELAS要素でのみ使用します。
plot-typePSDFの場合: CBUSHCVISCCDAMPCELASの各要素でのみ使用します。
STRESS
要素応力を出力するよう要求します。
plot-typesPSDFの場合とAUTOの場合に使用します。
STRAIN
要素ひずみを出力するよう要求します。
plot-typesPSDFの場合とAUTOの場合に使用します。
plot-type <PSDFAUTORESPONSE>

デフォルト値はありません。

PSDF
ランダム応答解析のパワースペクトル密度関数を要求します。 5
AUTO
ランダム応答解析の自己相関を要求します。
RESPONSE
SORT2フォーマットの時刻または周波数、あるいはSORT1フォーマットのグリッド識別番号を要求します。
RESPONSEがサポートされているのは、周波数応答解析のXYPUNCH操作のみです。
entity ID (item code) list グリッドまたは要素とコンポーネントのペアのリストです。

リストはスラッシュ"/"の後ろに記述する必要があります。リスト内の各エントリは、コンマで区切ります。

デフォルト値はありません。

GRID
各エントリは、GRID IDまたはSPOINT IDで構成され、括弧()に入った運動のコンポーネント(T1T2T3R1R2またはR3)が続きます。運動のコンポーネントでは、Tは並進、Rは回転をそれぞれ示します。数字は並進の方向または回転軸を示します。
周波数応答解析では、運動のコンポーネントは、T1RMT2RMT3RMT1IPT2IPT3IPR1RMR2RMR3RMR1IPR2IPR3IPになります。RMは実数または大きさ、IPは虚数または位相をそれぞれ示します。応答のタイプは直前の出力要求に応じて異なります。
SPOINTの場合、コンポーネントはT1T1RM、またはT1IPでなくてはなりません。
代わりに整数の番号を使用することもできます。 6
ELEMENT
要素では、アイテムコード(数字コードのみ)は要素の応力 / ひずみ成分を表します。詳細については、DRESP1 - 周波数応答の応力/ひずみのアイテムコードおよびDRESP1 - 周波数応答力のアイテムコードをご参照ください。

コメント

  1. 他の出力要求と異なり、XYPEAKXYPLOT、およびXYPUNCHは、1行の中で組み合わせて使用できます(上の例をご参照ください)。
  2. XYPEAKコマンド、XYPLOTコマンド、またはXYPUNCHコマンドを指定しなかった場合、ランダム応答の結果は出力されません。
  3. XYPEAKコマンド、XYPLOTコマンド、またはXYPUNCHコマンドを指定しても定義が不完全な場合は、エラーが発生して終了します。
  4. 複素結果の場合、XYPUNCH出力のフォーマット(実部 / 虚部または位相 / 振幅)は、該当する結果出力要求(ACCELERATIONDISPLACEMENTSTRESSSTRAINFORCE、またはVELOCITY)によって決まります。特に指定していない場合は、デフォルトで実部/虚部になります。
  5. 単一のモデル内に、固有ではないIDを持つ複数のRANDOMサブケース情報エントリを使用できます。したがって、plot-typeフィールドがPSDFに設定されており、同じデック内に複数のRANDOMエントリが存在する場合、.pchファイルの対応する結果セクションのXYPUNCHヘッダーにRANDOM IDが追加されます。RANDOMエントリが1つしか存在しない場合は、RANDOM IDは出力されません。
  6. GRID応答のアイテムコード。
    数値コード ASCIIコード 数値コード ASCIIコード
    1 T1/T1RM 11 T1IP
    2 T2/T2RM 12 T2IP
    3 T3/T3RM 13 T3IP
    4 R1/R1RM 14 R1IP
    5 R2/R2RM 15 R2IP
    6 R3/R3RM 16 R3IP