PEAKOUT

バルクデータエントリ 結果ピーク発生時の加振周波数を自動的に識別するための基準を定義します。これによって、これらの“ピーク”加振周波数で他の結果出力も要求できます。この機能は、周波数応答解析タイプでのみサポートされます。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
PEAKOUT SID NPEAK NEAR FAR LFREQ HFREQ RTYPE PSCALE  
  GRIDC GID1 CID1 CUTOFF1 GID2 CID2 CUTOFF2    
    GID3 CID3 CUTOFF3 同様 同様 同様    
    同様 同様            

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
PEAKOUT 396 5 0.5 100.0 0.0 200.0 DISP DB  
  GRIDC 65 1 11 66 1 10    
    67 1 11 68 1 11    

定義

フィールド 内容 SI単位の例
SID セット識別番号。

デフォルト無し(整数 > 0)

 
NPEAK 着目するピーク数。 2

デフォルト = 5 (整数 > 0)

 
NEAR 2つのピーク間の最小許容距離。2つのピーク間の距離がこの値よりも少ない場合、低い方のピークの加振周波数は無視されます。 2

デフォルト = 0.0(実数 ≥ 0.0)

 
FAR 2つのピーク間の最大許容距離。ピーク間の距離がこの値を超えている場合、追加のピークが選択されます(NPEAKに加えて)。 2

デフォルト = 適用された最大加振周波数(実数 ≥ 0.0)

 
LFREQ ピーク識別の開始加振周波数。 2

デフォルト = 0.0(実数 ≥ 0.0)

 
HFREQ ピーク識別の終了加振周波数。 2

デフォルト = 適用された最大加振周波数(実数 ≥ 0.0)

 
RTYPE 構造ドメインのピーク識別の結果タイプ。
構造自由度の結果は以下にすることができます:
DISP(デフォルト)
変位
VELO
速度
ACCE
加速度
 
PSCALE 流体ドメインのピーク識別の圧力スケール方法。

流体節点の結果は、圧力、デシベル(DB)、またはA重み付けデシベル(DBA)のスケールにすることができます。デシベル計算と参照圧力設定に関してコメント3をご参照ください。DBAでは、標準A-重みが用いられます。

デフォルト = DBADBDBA、またはNONE

 
GRIDC ピーク識別用の自由度リストが次に続くことを示します。  
GID# グリッド識別番号。

デフォルトなし(整数 > 0)

 
CID# コンポーネント識別番号。

デフォルトなし(1 ≤ 整数 ≤ 6)

 
CUTOFF# カットオフ値は実数値または整数値のいずれも可能です。 2

入力が実数値の場合、これはカットオフ値です(RTYPEPSCALEで指定された単位と同じ)。

入力が整数値の場合、これはカットオフを周波数の関数として定義するTABLED1TABLED2TABLED3、またはTABLED4エントリの識別番号です(RTYPEPSCALEで指定された単位と同じ)。

デフォルト = 0.0(実数または整数 > 0)

 

コメント

  1. 複数のPEAKOUTカードで同じSETIDを持つことが可能です。
  2. 以下の例は、異なる基準でピークの識別がどのように行われるかを示します。

    peakout_peaks
    図 1. 音響応答対周波数のプロット

    図 1 は、選択した自由度の音響応答と周波数の対比のプロットを示しています。LFREQHFREQを定義することによって、全体の周波数範囲を目的の周波数範囲まで削減できます。CUTOFFの定義によって検索領域をさらに削減することで、低振幅ピークを無視することができます。残った領域内では、5つのピーク(P1、P2、P3、P4、およびP5)を簡単に識別できます。NPEAKを4に設定した場合、結果の周波数セットはピークP4、P2、P1、およびP3に対応する周波数で構成されます。ここでは、P5は除外されます。

    ピークが遠すぎず、近すぎないことを保証するには、FAR およびNEAR基準をそれぞれ使用することができます。

    上の例では、FARを50Hzに設定すると、他のピークに加えてP4 も選択されます。これは、D2(~54Hz)が50Hzを超えていることから、FAR基準を満たすために追加のピークが必要なためです。

    同様に、NEARを15Hzに設定した場合、D1(~11Hz)が15Hzより小さいため、P2は除外されます。

  3. dB値は20 * log10 (P/P0)を用いて計算され、ここで、P0は参照圧力です。参照圧力はUNITS入力データで指定された単位系に依存します。単位系がSIの場合、その値は2.0E-5 Paとして設定されます。CGSの場合、2.0E-4 baryeに設定されます。MPaの場合、2.0E-11 MPaに設定されます。BGまたはEEの場合、4.17E-7 lbf/ft2に設定されます。UNITSデータが存在しない場合、デフォルト値は2.0E-11 MPaです。
  4. PEAKOUTバルクデータエントリを使用してピーク識別のためにスーパーエレメントの内部点を(CMSモデル内に)含める場合は、SEINTPNTエントリをサブケース情報セクションで使用して、内部節点を外部節点に変換できます(PEAKOUTによって参照される点は外部点のみである必要があるため)。