PAFLUID

バルクデータエントリ 1DのCAFLUID熱流要素のプロパティを設定します。

1DのCAFLUID要素は、その2つのプライマリ節点間で熱を伝導して流体を伝送できます。熱流の原因は、流体内の熱伝導と質量移動です。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
PAFLUID PID MID D W SF        

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
PAFLUID 1 4 2.0 10.0 2        

定義

フィールド 内容 SI単位の例
PID プロパティ識別番号。

デフォルトなし(整数 > 0)

 
MID MAT4材料エントリの識別番号。

デフォルトなし(整数 > 0)

 
D 水力直径。CAFLUIDエントリに流れの断面積を設定します。

デフォルトなし(実数 > 0.0)

 
W 参照先のCAFLUIDエントリに設定された流体質量流量。

デフォルト = 0.0(実数≧ 0.0)

 
SF 離散化スキーム。
0(デフォルト)
風上差分の線形形状関数。
1
中心差分の線形形状関数。
2
風上差分の指数形状関数。
 

コメント

  1. CAFLUID要素は、質量流を通じて熱を伝達し、流体を送ることができる1D要素を表します。PIDフィールドは、要素特性を決定するPAFLUIDバルクデータを指します。
  2. 質量流量は、参照先のPAFLUIDエントリ上のWフィールドを介して定義できます。
  3. 流れの断面の水力直径は、参照先のPAFLUIDエントリ上のDフィールドを介して定義できます。
  4. 流体熱材料特性は、MAT4エントリを参照するPAFLUIDエントリ上のMIDフィールドを介して定義されます。