バルクデータエントリ LOCATEバルクデータエントリを使用して、グローバル構造内のパートの位置を定義できます。LOCATEエントリはそれぞれ個別のパート名を参照する必要があります。LOCATEバルクデータエントリは、LOCATEサブケースエントリによってサブケースごとにアクティブにされます。
フォーマット
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LOCATE |
ID |
name |
NN |
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例
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LOCATE |
2 |
CrankShaft |
32 |
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定義
フィールド |
内容 |
SI単位の例 |
ID |
セット識別番号。 (整数 > 0)
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name |
グローバルパートに結合するパートの固有の名前を指定します。2 BEGIN, FEMODEL,nameエントリを使用して定義したパート名のいずれかと一致する必要があります。 (文字列)
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NN |
RELOCバルクデータエントリのID。RELOCエントリを介して、最終モデル内のパートの実際の位置を定義します。 デフォルト = 空白(整数 > 0)
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コメント
- LOCATEエントリを介したサブケース固有のパート位置の使用は、線形静的ソリューションシーケンスに対してのみ許可されます。
- LOCATEエントリはINSTNCEエントリより優先されます。ただし、常に、1つ以上のINSTNCEエントリが必要です(グローバルパートを識別するため)。
- LOCATEエントリはすべてグローバルパート内に存在しなければならず、LOCATEエントリがnameフィールドのグローバルパート名を参照することはできません。
- フルモデルは複数のパートで構成されており、1つのパートをグローバルに指定し、LOCATEエントリを使用して残りのパートをグローバルパートに結合します。グローバルパートには任意の名前を付けることができます(INSTNCEエントリの存在で識別されます)。モデルには、少なくとも1つのINSTNCEエントリが常に存在する必要があります。
- 固有のサブケースに対してアクティブにされたLOCATEエントリごとに、異なるパート名を参照する必要があります。ただし、すべてのパートがLOCATEエントリを使用して定義される必要があるわけではありません。このようなパートも、位置変更を伴わない(INSTNCEエントリがソリューションで使用されない)フルモデル内に含まれています。
- この機能を使用した各サブケースの開始時点で、すべてのパートが元の位置(入力デック内など)にリセットされます。その後で、すべてのアクティブなLOCATEエントリによって特定のパートに位置変更が適用されます。
- CONNECTエントリはサブケース固有ではないため、その使用がLOCATEサブケースに適さない場合も多くあります。CONNECTエントリは、既存のINSTNCEエントリによって定義されたパート位置を使用して、一度(ソリューションシーケンスの開始時点)だけ処理されます。これらの位置変更は後で破棄されますが、すべてのサブケースのパート結合はそのまま残ります。パート間の結合を変更するには、サブケース固有のセレクター(MPC、剛体要素、CWELDなど)を使用する必要があります(サブケース固有のセレクターをアクティブにするには、SUBMODELコントロールエントリをご参照ください)。
- このソリューションシーケンス内のサブケースごとに別々のH3D出力ファイルが生成されます。