GRID

バルクデータエントリ 構造モデルの幾何節点の位置、その変位の方向、およびその永続的な単点拘束を定義します。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
GRID ID CP X1 X2 X3 CD PS    

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
GRID 2 3 1.0 -2.0 3.0   316    

定義

フィールド 内容 SI単位の例
ID 固有の節点識別番号。

(整数 > 0)

 
CP 節点の位置を定義する座標系の識別番号です。

(整数 ≥ 0 または空白)

 
X1, X2, X3 座標系CPにおける節点の位置。

(実数)

 
CD 節点において変位、自由度、制約条件、およびソリューションベクトルが定義される座標系の識別番号。
= -1
流体-構造連成解析の流体節点を定義します。このタイプの節点では、ソリッド要素のみを定義された流体要素に繋ぐことができます。

(整数 ≥ -1または空白)

 
PS 節点に関連付けられる永続的な単点拘束。このフィールドには、間に空白を挟まずに最大6桁の数字を指定できます。

(整数 ≥ 0 または空白)

 

フィールド3、7、および8のデフォルトオプションについては、GRDSETエントリをご参照ください。

コメント

  1. すべての節点識別番号は、他のすべての構造節点やスカラーポイントを含めた中で固有である必要があります。識別番号の重複は、PARAM,DUPTOLが用いられた場合を除き、重複するエントリのすべてのフィールドが全く同じである場合のみ許可されます。PARAM,DUPTOLGRIDで同じIDCPCDPSを持ち、少しだけ異なる座標を持つ場合の許容値を設定するのに用いる事ができます。
  2. X1X2、およびX3の意味は、座標系CPのタイプによって次のようになります(CORDIエントリの説明をご参照ください)。
    タイプ X1 X2 X3
    直交 X Y Z
    円筒 R q(度) Z
    球面 R q(度) f(度)
  3. すべてのGRIDエントリで定義されるすべてのCD座標系の集合体は、全体座標系と呼ばれます。自由度、制約条件、およびソリューションベクトルはすべて全体座標系で表現されます。
  4. CPPS、またはCDが空である場合、GRDSETデータからの情報が使用されます。CPまたはCDにゼロが含まれている場合は、基準座標系が使用されます。PSにゼロが含まれている場合は、GRDSETデータの単点拘束は無視されます。
  5. 入力データの複製はGRIDデータで可能です。これはGRIDIDの増分と座標位置に基づいた追加のGRIDデータ生成に用いる事ができます。
  6. HyperMeshでは、このカードは節点として表されます。