CBUSH1D

バルクデータエントリ 1次元スプリングダンパ構造要素を定義します。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
CBUSH1D EID PID GA GB CID        

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
CBUSH1D 2 6 8 1          

定義

フィールド 内容 SI単位の例
EID 固有の要素識別番号。その他のすべての要素識別番号の中で固有である必要があります。

デフォルトなし(整数 > 0)

 
PID PBUSH1Dエントリプロパティ識別番号。

デフォルト = EID(整数 > 0)

 
GA 第1結合ポイントの節点識別番号。

デフォルト無し(整数 > 0または<PartName.number>) 16

 
GB 第2結合ポイントの節点識別番号。

デフォルト無し(整数 > 0または<PartName.number>) 1 6

 
CID 要素座標系識別番号。値0を入力すると基準座標系が選択されます。

(整数 ≥ 0または空白)1 - 3

 

コメント

  1. 不一致グリッド(GAGB)でCIDが指定されていない場合、線ABが要素軸になります。幾何学的非線形解析では、要素軸(線GA-GB)はグリッドGAおよびGBの変形に従います。
  2. GAGBが一致する場合や、GBが空白の場合、CIDを指定する必要があります。GBが空白の場合、CBUSH1D要素はグラウンドされたブッシュ要素をシミュレートします。
  3. CID > 0の場合は、CIDのx軸が要素軸になります。幾何学的非線形解析では、参照されている座標系が移動可能な場合は、要素の軸が座標系の軸に従って移動します。参照されている座標系が固定されている場合は、座標系の軸が移動しても要素の軸は移動しません。幾何学的非線形解析は、サブケースエントリANALYSIS = EXPDYNで選択します。
  4. 全ての線形サブケースと、微小変位の非線形準-静的(ANALYSIS=NLSTAT)サブケースでは、PBUSH1DCBUSH1Dは内部的に等価なPBUSH(必要な場合はPBUSHT)とCBUSHに変換されます。
  5. 熱伝導問題において、ロッドタイプスプリングダンパ要素は無視されます。
  6. 特定のパート内でサポートされているローカルエントリは、モデル内のCBUSH1Dエントリの“完全修飾参照”を使用することで参照できます。完全修飾参照(“PartName.number”)は数値参照のフォーマットと類似しています。“PartName”は、参照されるローカルエントリを含むパートの名前です(パート名はモデル内のBEGINバルクデータエントリで定義します)。“number”は、パート“PartName”内で参照されるローカルエントリの識別番号です。完全修飾参照の使用の詳細については、ユーザーズガイドパートとインスタンスをご参照ください。
  7. HyperMeshでは、このカードはスプリング要素として表されます。