DSCREEN
バルクデータエントリ 設計応答スクリーニングデータを定義します。
設計制約条件の応答のスクリーニングについては、ユーザーズガイドの制約条件のスクリーニングをご参照ください。
フォーマット
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DSCREEN | RTYPE | THOLD | MAXC |
別フォーマット
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DSCREEN | AUTO | LEVEL | BUCK |
例
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DSCREEN | STRESS | -0.6 | 4 |
関連するカード
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DRESP1 | 98 | SS11 | STRESS | PSHELL | 1 | 7 | 1 | ||
DRESP1 | 99 | SS11 | STRESS | PSHELL | 2 | 7 | 3 | ||
DRESP1 | 100 | SS11 | STRESS | PSHELL | 2 | 7 | 5 |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
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RTYPE | この定義における応答スクリーニング設定によって影響を受ける応答タイプ。 デフォルトなし(文字) 1 |
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THOLD | 正規化された閾値 - 制約条件 / 目的関数の正規化された値がTHOLD未満の場合、現在の反復計算の中で制約条件 / 目的関数は保持されません。 4 5 デフォルト = -0.5 (実数 < 0.0) |
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MAXC | 各領域定義および各荷重ケースで保持される制約条件 / 目的関数の最大数。 5 デフォルト = 20(整数 > 0) |
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AUTO | スクリーニングの条件の自動調整。 これがアクティブになると、スクリーニングアルゴリズムは、安定した収束を得るために必要な最小限の応答を保持しようとします。 応答の自動スクリーニングはデフォルトでアクティブです。入力データにDSCREEN定義があると無効になります。 デフォルト = AUTO(AUTOまたは空白) |
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LEVEL | 応答の自動スクリーニングのレベルは1から5まであり、レベル1が最も消極的(保持される応答が多い)、レベル5が最も積極的(保持される応答が少ない)です。
デフォルト = 3またはON(1、2、3、4、5、ON、またはOFF) |
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BUCK | 最適化の座屈固有値に対する自動スクリーニング調整のアクティブ化と非アクティブ化を制御します。
詳細については、ユーザーズガイドの制約条件のスクリーニングのDSCREENの項をご参照ください。 |
コメント
- RTYPEの値は、DRESP1エントリで使用可能な任意のRTYPEs、またはEQUA、EXTERNAL、AUTOのいずれかです。
- RTYPE EQUAはDRESP2の定義を参照します。DRESP2の定義に同一の領域識別子を指定する場合、それらは同じ式を参照する必要があります。
- RTYPE EXTERNALはDRESP3の定義を参照します。DRESP3の定義に同一の領域識別子を指定する場合、それらは同じ式を参照する必要があります。
-
は正規化された応答
です(特定の制約条件に関して)。
> THOLDの場合、応答(DCONSTRエントリで参照されているもの)はこの制約条件定義について保持されます。
は、この制約条件上の応答の上限(
)および下限(
)に基づいて以下のように計算されます:
(1) (2) 応答値が最初は上限未満で、上限に近づいていく場合、これらの応答値が保持される可能性は高くなります。上限を上回る応答値はすべて保持されます。同様に、最初の時点で下限を上回っている応答値が下限に近づいていく場合、これらの応答値が保持される可能性は高くなります。下限を下回る応答値はすべて保持されます。
ここで、 は正規化された応答です(特定の目的に関して)。 > THOLDの場合、応答(DOBJREFエントリの )はこの目的定義について保持されます。 は、目的の対応するMINMAX実装またはMAXMIN実装の参照値(DOBJREFエントリの )について、以下のように計算されます:(3) (4) 選択された目的のタイプ(MINMAXまたはMAXMIN)に応じて、応答が保持される可能性は変化します。
- 入力データにDSCREENの定義がない場合、すべての応答で制約条件の自動スクリーニングがアクティブになります。何らかのDSCREENの定義が存在する場合は、自動スクリーニングはすべての応答タイプで無効になります。注: THOLDおよびMAXCのデフォルト値は、MASS、MASSFRAC、VOLUME、VOLUMEFRAC、またはFREQ応答には適用されません。これらの応答のスクリーニング閾値は、デフォルトでは非常に高く設定されており、安定性を目的として保持されています。したがって、制約条件のスクリーニングはこれらの応答に影響を与えず、自動スクリーニングを有効にしても同じことが適用されます。
- 自動スクリーニングによって座屈解析に対するEIGRLカードの上限は、最適化で保持される可能性のある必要な座屈固有値(応答)になるように調整されます。
- HyperMeshでは、このカードは最適化のスクリーニングとして表されます。