FORCE
バルクデータエントリ ベクトルを指定することによって、節点または節点のSETにおける静的荷重を定義します。
RLOAD1、RLOAD2、TLOAD1、TLOAD2の各バルクデータエントリで、動的荷重のEXCITEIDフィールド(振幅“A”)の定義にも使用できます。
フォーマット
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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FORCE | SID | GID/ GSETID |
CID | F | N1 | N2 | N3 | FLLW | |
GSET |
例
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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FORCE | 2 | 5 | 6 | 2.9 | 0.0 | 1.0 | 0.0 | ROT |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
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SID | 荷重セットの識別番号。 (整数 > 0) |
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GID/GSETID | GID: 節点またはスカラーポイントの識別番号。 (整数 > 0または<PartName.number>) 2 GSETID: 節点のSETのID。この場合は、GSET継続行を指定する必要があります。
(整数 > 0または<文字列>) |
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CID | 座標系の識別番号。CIDがゼロまたは空白の場合は、基準座標系を基準とします。 デフォルト = 0(整数 ≥ 0、または空白) |
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F | スケールファクター。 (実数) |
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N1,N2,N3 | CIDによって定義される座標系で測定されるベクトルの成分。 (実数。ゼロ以外の成分が少なくとも1つ必要です) |
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GSET | GID/GSETIDフィールドが、荷重が適用される節点のSETとして識別されることを示すフラグ。 | |
FLLW | 追従荷重のアクティブ化オプションフラグ。
(文字) |
コメント
- 節点GIDにかかる静的荷重は、以下の式で表されます:
(1) ここで、 は、フィールド6、7、8で定義されるベクトルです。
- 特定のパート内でサポートされているローカルエントリは、モデル内のFORCEエントリの‘完全修飾参照’を使用することで参照できます。完全修飾参照(PartName.number)は数値参照のフォーマットと類似しています。PartNameは、参照されるローカルエントリを含むパートの名前です(パート名はモデル内のBEGINバルクデータエントリで定義します)。numberは、パートPartName内で参照されるローカルエントリの識別番号です。完全修飾参照の使用の詳細については、ユーザーズガイドのパートとインスタンスをご参照ください。
- 節点に回転自由度がない場合は、回転に基づく追従のオプションであるFLLW=ROTを使用できません。
- 文字列ベースのラベルは、他のカードにより参照される際などに、セットの視認をより迅速にします。詳細については、Bulk Data Input File内の文字列ラベルベースの入力ファイルをご参照ください。
- HyperMeshでは、このカードは強制荷重として表されます。