DEFORM
バルクデータエントリ 静解析問題で使用する1次元要素の強制軸変形を定義します。
フォーマット
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DEFORM | SID | EID1 | D1 | EID2 | D2 | EID3 | D3 |
例
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DEFORM | 21 | 157 | -0.2 | 111 | 1.4 |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
---|---|---|
SID | 変形セットの識別番号。 デフォルトなし(整数 > 0) |
|
EID# | 要素識別番号。 1 デフォルトなし(整数 > 0) |
|
D# | 変形(正の値は延長を表します)。 デフォルトなし(実数) |
コメント
- CBAR、CBEAM、CROD、CONROD、およびCTUBEの各要素のみが有効です。
- 変形セットを解析で使用するには、その変形セットをDEFORMサブケース情報エントリで参照する必要があります。
- DEFORMによって要素の長さが実際に強制的に延長されることはありません。要素が自由に膨張する場合(熱膨張効果と同様の場合)は、要素内の内部ひずみを適用することによって、指定した膨張が生成されます。
FEAモデルの大部分の要素は自由に膨張しません。また、指定したひずみの影響は要素の弾性圧縮によって部分的または完全に相殺されるため、指定した膨張値を得られない場合もあります。長さを正確に延長するには、MPC式の方が適しています。または、DEFORM要素に非常に高い軸剛性を指定することで、このような状態に近付けることもできます。