RANDT1

バルクデータエントリ ランダム解析の自己相関関数計算で使用するためのタイムラグ定数を定義します。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
RANDT1 SID N T0 TMAX          

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RANDT1 5 10 3.2 9.6          

定義

フィールド 内容 SI単位の例
SID ランダム解析セット識別番号。

(整数 > 0)

 
N タイムラグインターバルの数。

(整数 > 0)

 
TO 開始タイムラグ。

(実数 ≥ 0.0)

 
TMAX 最大タイムラグ。

(実数 > TO)

 

コメント

  1. 同じセット識別番号を持つRANDPSエントリが1つ以上存在する必要があります。
  2. このエントリで定義するタイムラグは、次の式で表されます:(1)
    T i = T o + T max T o N ( i 1 ) , i = 1 , N + 1
  3. RANDPSバルクデータエントリと同様に、RANDT1バルクデータエントリを以下のいずれかによって参照できます:
    • RANDOMサブケースまたはケースコントロールエントリ。
    • SET入出力オプションエントリ。これはさらにRANDOMケースコントロールエントリによって参照されます。 4
    • TYPE=MODEが設定されたSETバルクデータエントリ。これはさらにRANDOMケースコントロールエントリによって参照されます。 4
  4. SETエントリを使用して複数のRANDPSデータを参照している場合は、一連の参照先エントリで最小IDを持つRANDT1エントリが解析用に選択されます。
    例:
    RANDOM=2
    SET 2 = 5,6,7
    BEGIN BULK
    $
    RANDPS,5
    RANDPS,6
    RANDPS,7
    $
    RANDT1,5 → This RANDT1 entry is selected for analysis.
    RANDT1,6