DMIGMOD

バルクデータエントリ H3DDMIGの入力からスーパーエレメントの変更内容を定義します。

フォーマット

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DMIGMOD MTXNAME SHFGID SHFSPID SHFSPID_F SHFCID SHFEID SHFRID    
  HYBDAMP METHOD SDAMP KDAMP METHOD_F SDAMP_F KDAMP_F    
  ORIGIN A1 A2 A3          
  GIDMAP GID1 GID1A GID2 GID2A GID3 GID3A    
  CIDMAP CID1 CID1A CID2 CID2A CID3 CID3A    
  RELOC PA1 PA2 PA3 PB1 PB2 PB3    
  GRDTOL ERREXT TOLEXT ERRINT TOLINT        

定義

フィールド 内容 SI単位の例
MTXNAME ASSIGN,H3DDMIGで定義したマトリックス名。

デフォルト値はありません(1~6文字)

 
SHFGID スーパーエレメント内のすべての節点の識別番号が、指定した値でシフトされます。このフィールドが空白の場合、シフトは発生しません。 2

デフォルト = 空白(整数または空白)

 
SHFSPID スーパーエレメント内のすべてのSPOINTの識別番号が、指定した値でシフトされます。このフィールドが空白の場合、シフトは発生しません。 2

デフォルト = 空白(整数または空白)

 
SHFSPID_F スーパーエレメント内のすべての流体SPOINTの識別番号が、指定した値でシフトされます。このフィールドが空白の場合、シフトは発生しません。 2

デフォルト = 空白(整数または空白)

 
SHFCID スーパーエレメント内のすべての座標系の識別番号が、指定した値でシフトされます。このフィールドが空白の場合、シフトは発生しません。 2

デフォルト = 空白(整数または空白)

 
SHFEID スーパーエレメント内のすべての要素の識別番号が、指定した値でシフトされます。このフィールドが空白の場合、シフトは発生しません。 2

デフォルト = 空白(整数または空白)

 
SHFRID スーパーエレメント内のすべての剛体要素の識別番号が、指定した値でシフトされます。このフィールドが空白の場合、シフトは発生しません。 2

デフォルト = 空白(整数または空白)

 
HYBDAMP スーパーエレメント減衰の残りのデータのキーワード  
METHOD EIGRL カードの識別番号。ハイブリッド減衰はEIGRLカードで参照されたモードに対してスーパーエレメント上で適用されます。空白の場合、適用される減衰は全てのモードです。

デフォルト = 空白(整数 > 0 、または空白)

 
SDAMP モード減衰のTABDMP1エントリの識別番号。

デフォルトなし(整数 > 0)

 
KDAMP
-1
粘性モード減衰は粘性減衰の代わりに構造減衰として複素剛性マトリックスに入力されます。

デフォルト = 1(整数)

 
METHOD_F EIGRLカードの識別番号。ハイブリッド減衰はEIGRLカードで参照されたモードに対して流体部分のスーパーエレメント上で適用されます。空白の場合、モード減衰が全ての流体モードの減衰に対して適用されます。  
SDAMP_F スーパーエレメントのモード減衰のTABDMP1エントリ識別番号

デフォルトなし(整数 > 0)

 
KDAMP_F
-1
粘性モード減衰は粘性減衰の代わりに構造減衰として複素剛性マトリックスに入力されます。

デフォルト = 1(整数)

 
ORIGIN DMIGの新しいORIGINを定義するキーワード。  
A1, A2, A3 DMIGの新しい原点位置を定義します。

デフォルト = 0.0(実数)

 
GIDMAP マッピングされる節点IDペアのキーワード  
, GIDn, GIDnA マッピングされる節点IDペア  
CIDMAP マッピングされる座標系IDペアのキーワード  
, CIDn, CIDnA マッピングされる座標系IDペア  
RELOC レジデュアル構造とスーパーエレメント内の一致する節点IDペアが次に続くことを示すキーワード。 1  
PA1, PA2, PA3 レジデュアル構造内の同一線上にない3つの節点のID。  
PB1, PB2, PB3 レジデュアル構造内の対応する節点(PA1PA2PA3により定義される)と一致する、スーパーエレメント内の同一線上にない3つの節点のID。  
GRDTOL 一致するレジデュアル節点とスーパーエレメント節点の間の節点許容値設定がこの後に続くことを示します。  
ERREXT OptiStructによって実行される操作を指定します:
ERROR(デフォルト)
エラーを発行します。
WARN
警告を出力します。
 
TOLEXT 外部節点位置を比較するための許容値。

デフォルト = 1.0e-15

 
ERRINT OptiStructによって実行される操作を指定します:
ERROR(デフォルト)
エラーを発行します。
WARN
警告を出力します。
 
TOLINT 内部節点位置を比較するための許容値。

デフォルト = 1.0e-5

 

コメント

  1. RELOCエントリおよびその関連フィールドは、レジデュアル構造とスーパーエレメント上の3つの一致する節点ペアを定義します。ASSIGN, H3DDMIGを使用して定義されるスーパーエレメントは、同一線上にない3つの節点PB1PB2、およびPB3が、レジデュアル構造上のPA1PA2、およびPA3とそれぞれ一致するように再配置(必要に応じて平行移動および回転)されます。


    図 1.
  2. スーパーエレメント内の特定のエンティティの識別番号は、H3DDMIG入力中に変更できます。このエンティティのシフトフィールド(上記の‘SHF’で始まるフィールドをご参照ください)には負の整数を入力できますが、識別番号が負の値にシフトされないように注意が必要です。シフト後の識別番号の値は常に0より大きい必要があります。0以下の場合、実行はエラーを返します。
  3. GIDMAPのユースケースとしては、インターフェース節点IDをリナンバーして、レジデュアル構造で使用されているIDと一致させるなどが挙げられます。また、外部節点や別のスーパーエレメントの内部節点と競合しないように、内部節点のIDをリナンバーすることもできます。後者のユースケースでは、競合を防ぐためにSHFGIDも使用します。GIDMAPSHFGIDを同じスーパーエレメントに対して同時に使用した場合、GIDMAPによってリナンバーされた節点がSHFGIDによって再度リナンバーされることはありません。