PLOADSF

バルクデータエントリ SURFバルクデータエントリまたはSETバルクデータエントリで定義したサーフェスに対する圧力荷重のパラメータ。

ELFACEタイプのSURFフォーマットおよびELEMタイプのSURF/SETフォーマットがサポートされています。

フォーマットA

ローカル要素のサーフェスの法線方向に作用する圧力(Type = NORMAL)。
(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
PLOADSF SID ELSET/SURF Type P          

フォーマットB

静水圧(Type = HYDRO
(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
PLOADSF SID ELSET/SURF Type P1 CID Z0 Z1    

フォーマットC

方向性表面力(Type = DIREC)とせん断表面力(Type = SHEAR
(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
PLOADSF SID ELSET/SURF Type P CID N1 N2 N3  

定義

フィールド 内容 SI単位の例
SID 荷重セットの識別番号。

デフォルトなし(整数 > 0)

 
ELSET/SURF サーフェスの識別。以下のサーフェス定義オプションがサポートされています:
  • ELFACEフラグを使用したSURFバルクデータエントリ
  • 代替SETフォーマットを使用した、TYPE = ELEMSURFバルクデータエントリ
  • TYPE = ELEMSETバルクデータエントリ
整数
このエンティティの識別番号を指定します。
<文字列>
このエンティティのユーザー定義の文字列ラベルを指定します。 6
空白(デフォルト)

デフォルトなし(整数 > 0、または<文字列>)

 
Type 適用する圧力タイプ。
NORMAL(デフォルト)
ローカル要素のサーフェスの法線方向に作用する圧力。
DIREC
方向性表面力。
HYDRO
静水圧。
SHEAR
せん断表面力。

(文字)

 
P 圧力の一定の大きさ。

デフォルトなし(実数)

 
P1 Z1における静水圧の大きさ。 4

デフォルトなし(実数)

 
CID 座標系の識別番号。
0または空白
基準座標系を特定します。HYDROタイプでは球座標系は無効です。

デフォルト = 0(整数 > 0、または空白)

 
ZO ユーザー定義の座標系の、圧力がゼロになるレベルのZ座標。 3

デフォルトなし(実数)

 
Z1 ユーザー定義の座標系の、静水圧P1が定義されるレベルのZ座標。 3 4

デフォルトなし(実数)

 
N1, N2, N3 ユーザー定義の座標系で測定したベクトル成分。ベクトルは、荷重の大きさに寄与しないように内部的に正規化されています。

Type DIRECタイプの場合、荷重の方向をベクトルで定義します。

Type SHEARの場合、ローカル要素のサーフェスに対するベクトルの投影でせん断表面力の方向を指定します。要素のフェイスに対してベクトルが垂直な場合、それに対応するせん断圧力はゼロに設定されます。

デフォルト = 0(実数)

 

コメント

  1. NORMALDIREC、およびSHEARの各タイプの表面力の大きさは一定と見なされます。
  2. NORMALHYDROの各タイプの表面力の方向は、参照しているサーフェスの法線方向と一致しています。
  3. Type = HYDROのとき、xz平面またはxy平面で定義した軸対称解析で基準座標系を使用している場合、Z0Z1は、xz平面の場合はz座標値、xy平面の場合はy座標値を指定しています。
  4. Type = HYDROのとき、静水圧の大きさは、Z0Z1の間では直線的に変化し、Z0より上では0になります(図 1)。Z0は圧力がゼロになるレベルで、Z1P1が定義されるレベルであるため、Z0Z1より大きい必要があり(Z0 > Z1)、そうでない場合はOptiStructがエラーアウトします。


    図 1. 静水圧の定義
  5. HYDROタイプの静水圧には、完全な追従のオプション(FLLWER = 1)のみが用意されています。他のオプション(FLLWER2または3)を指定しても、内部的に変換されます。NORMALDIREC、およびSHEARの各タイプでは、すべての追従オプションを使用できます。
  6. 文字列ベースのラベルは、他のエンティティにより参照される際などに視認をより迅速にします。詳細については、文字列ラベルベースの入力ファイルをご参照ください。