CORD4R

バルクデータエントリ 基本座標系に関して指定された3つの節点を使用して直交座標系を定義します。

同一線上にない3つの節点の座標を使用して、座標系を一意に定義します。 1つ目の点は原点、2つ目はX軸上の点、3つ目はX-Y平面上の点です。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
CORD4R CID   A1 A2 A3 B1 B2 B3  
  C1 C2 C3            

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
CORD4R 3   -2.9 1.0 0.0 3.6 0.0 1.0  
  5.2 1.0 -2.9            

定義

フィールド 内容 SI単位の例
CID 固有の座標系ID。
整数
この座標系の識別番号を指定します。
<文字列>
この座標系のユーザー定義の文字列ラベルを指定します。 7

(整数 > 0または<文字列>)

 
A1, A2, A3, B1, B2, B3, C1, C2, C3 基準座標系の3点の座標。

(実数)

 


図 1. CORD4Rの定義

コメント

  1. エントリCORD1RCORD1CCORD1SCORD2RCORD2CCORD2SCORD3R、およびCORD4Rのすべての座標系識別番号は、すべて固有の番号にする必要があります。
  2. CIDGIDが同じで、座標がPARAM,DUPTOLで設定された値の範囲内にある場合、同じ識別番号が許されます。
  3. A1,A2, A3)、(B1, B2, B3)、(C1, C2, C3)の3点は同一線上に配置しないでください。これら3点が同一線上にないかどうかが、形状プロセッサによってチェックされます。
  4. この直交座標系の節点(P)の場所は(X, Y, Z)で指定します。図 1をご参照ください。
  5. Pでの変位座標方向は、(Ux, Uy, and Uz)です。図 1をご参照ください。
  6. 1つのエントリに対して最大で2つの座標系を定義できます。
  7. 文字列のラベルを使用すると、他のカードによって参照されている場合などに座標系を視覚的に識別しやすくなります。現在のところ、文字列IDを設定した座標系はJOINTG要素でのみ参照できます。詳細については、Bulk Data Input File内の文字列ラベルベースの入力ファイルをご参照ください。
  8. HyperMeshでは、このカードはシステムとして表されます。