DSHUFFLE
バルクデータエントリ 複合材シャッフリング設計変数の生成のためのパラメータを定義します。
フォーマット
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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DSHUFFLE | ID | ETYPE | EID1 | EID2 | EID3 | EID4 | EID5 | EID6 | |
+ | EID7 | 同様 | |||||||
+ | MAXSUCC | MANGLE | MSUCC | VSUCC | |||||
+ | |||||||||
+ | PAIR | PANGLE1 | PANGLE2 | POPT | |||||
+ | CORE | CREP | CANG1 | CANG2 | CANG3 | CANG4 | CANG5 | CANG6 | |
+ | CANG7 | 同様 | |||||||
+ | COVER | VREP | VANG1 | VANG2 | VANG3 | VANG4 | VANG5 | VANG6 | |
+ | VANG7 | 同様 | |||||||
+ | RANGE | PIDSTA | PIDEND |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
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ID | 固有の識別番号。 デフォルトなし(整数 > 0) |
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ETYPE | このDSHUFFLEカードの定義対象となるエンティティタイプ。
デフォルト値はありません。 |
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EID# | エンティティ識別番号。このDSHUFFLEカードの定義対象であるタイプETYPEのエンティティのリスト。 デフォルトなし(整数 > 0) |
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MAXSUCC | “最大連続積層数”の制約条件が適用されることを示します。複数のMAXSUCC制約条件を指定することができます。 1 | |
MANGLE | MAXSUCC制約条件が適用されるプライ方向(単位は度)。 デフォルト値はありません(実数またはALL) |
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MSUCC | MAXSUCC制約条件における最大連続プライ数。 デフォルトなし(整数 > 0) |
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VSUCC | MAXSUCC制約条件で許容され得る違反パーセンテージ。値が0.0の場合、この制約条件に違反することはできません。 デフォルト = 0.0(実数) |
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PAIR | ペアリング制約条件が適用されることを示します。 2 | |
PANGLE1 | PAIR制約条件が適用される最初のプライ方向(単位は度)。 デフォルト値はありません(実数。現時点で許容される値は45.0のみです) |
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PANGLE2 | PAIR制約条件が適用される2番目のプライ方向(単位は度)。 デフォルト値はありません(実数。現時点で許容される値は-45.0のみです) |
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POPT | ペアリングオプション。
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CORE | コア層の積層シーケンスが定義されることを示します。許容されるCOREシーケンスは1つだけです。 3 | |
CREP | コアの積層シーケンスが繰り返される回数。 デフォルト = 1 (整数 > 0) |
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CANG# | コアを定義する積層の方向(単位は度)。 デフォルトなし(実数)。 |
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COVER | カバー層のプライ順序が定義されることを示します。許容されるCOVERシーケンスは1つだけです。 3 | |
VREP | カバーの積層シーケンスが繰り返される回数。 デフォルト = 1 (整数 > 0) |
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VANG# | カバーを定義する積層の方向(単位は度)。 デフォルトなし(実数)。 |
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RANGE | シャッフリングするプライの範囲を指定するために、続くフィールドで開始プライと終了プライの識別番号を定義することを示します。OptiStructは、PIDSTAとPIDENDの間のプライのみをシャッフリングします。 注: プライの積層順序ではRANGEが考慮されますが、この範囲は2つの整数の間の連番で指定される範囲ではありません。 5
複数のプライ範囲を定義するために、複数のDSHUFFLEエントリを作成できます。 |
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PIDSTA | STACKバルクデータエントリで定義した積み重ね順序の中で、シャッフル範囲にある最初のプライ(開始プライ)を定義するプライ識別番号。 デフォルトなし(整数 > 0) |
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PIDEND | STACKバルクデータエントリで定義した積み重ね順序の中で、シャッフル範囲にある最後のプライ(終了プライ)を定義するプライ識別番号。 デフォルトなし(整数 > 0) |
コメント
- MAXSUCC制約条件は、指定した数を上回る同じ配向の連続したプライを有するセクションが、プライ順序に含まれてはならないことを示します。対称積層材の場合、この制約条件は、対称面の両面においてミラー化されている連続した積層に対しても適用されます。
- PAIR制約条件は、45°および-45°のプライをペアリングすることを示します。POPTオプションは、ペアリングをどのように行うかを指定します。
- COREおよびCOVERの制約条件は、それぞれコア層およびカバー層のプライ順序を指定します。プライのリストは、要素の法線方向に対して一番下の面から上方向という順序です。以下の例では、コアのシーケンスは(0°、0°、90°、90°)と定義され、カバーのシーケンスは(90°、90°、0°、0°)と定義されます。
注: 非対称積層材の場合、COVERが底部カバー、COREが上部カバーにそれぞれ相当します。現時点では、非対称積み重ねに対して実際のコアを作成することはできません。
- 詳細および例については、ユーザーズガイドの複合材構造の最適化をご参照ください。
- RANGE拘束では、開始プライと終了プライのID番号のほかに積み重ね順序が考慮されます。これらのプライID番号は、積層材の中で開始プライIDと終了プライIDを特定する目的でのみ使用され、開始プライと終了プライの間でプライがシャッフリングされます。これらはプライIDの連番範囲ではありません。シャッフリングする複数のプライの途中にシャッフリングしないプライがある場合は、複数のRANGE拘束が必要です。次の例では、プライ番号5101がシャッフリングされないように、2つのRANGE拘束を指定しています。
DSHUFFLE 1 STACK 1 + RANGE 1101 3101 + RANGE 3201 4301
- HyperMeshでは、このカードは最適化の設計変数として表されます。