PCONV

バルクデータエントリ 自由熱伝達境界条件プロパティを定義します。

フォーマット

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PCONV PCONID MID FORM EXPF FTYPE H1      

定義

フィールド 内容 SI単位の例
PCONID PCONVカードの熱伝達プロパティ識別番号。

デフォルトなし(整数 > 0)

 
MID MAT4カードの材料特性識別番号。

(整数 > 0)

デフォルト:

FTYPE = 3の場合、デフォルト = 空白

FTYPE ≠ 3の場合、デフォルトなし

 
FORM 自由伝達で使用する式のタイプ。温度依存伝達係数の参照で使用する参照温度定義の指定にも、ここで指定したタイプの式を使用します。 3

010、または20の場合、 q = H * ( T - TAMB ) EXPF * ( T - TAMB )

111、または21の場合、 q = H * ( T EXPF - TAMB EXPF )

ここで、 T MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aaatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqqrFfpeea0xe9Lq=Jc9 vqaqpepm0xbba9pwe9Q8fs0=yqaqpepae9pg0FirpepeKkFr0xfr=x fr=xb9adbaqaaeGaciGaaiaabeqaamaabaabaaGcbaGaamivaaaa@36CF@ は節点温度、 TAMB MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aaatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqqrFfpeea0xe9Lq=Jc9 vqaqpepm0xbba9pwe9Q8fs0=yqaqpepae9pg0FirpepeKkFr0xfr=x fr=xb9adbaqaaeGaciGaaiaabeqaamaabaabaaGcbaGaaeivaiaabg eacaqGnbGaaeOqaaaa@3926@ は周辺温度です。

デフォルト = 0(整数)

 
EXPF 自由熱伝達指数。

FORM = 010、または20の場合は、線形伝達に対してEXPF = 0.0です。

FORM = 111、または21の場合は、線形伝達に対してEXPF = 1.0です。

したがって、線形伝達式は次のようになります。 q = H * ( T - TAMB )

 
FTYPE 伝達係数定義タイプ。
0
伝達係数は、MIDフィールドで参照されるMAT4バルクデータエントリで指定されます。
3
伝達係数は、H1フィールドで指定されます。MIDフィールドで参照されるMAT4バルクデータエントリ上の伝達係数は無視されます。

デフォルトなし(整数)

 
H1 自由伝達係数値(FTYPE=3の場合)。

FTYPE=3の場合、自由伝達係数値を定義します。

デフォルトなし(実数 ≥ 0.0)

 

コメント

  1. すべてのCONVカードは、PCONVカードを参照する必要があります。
  2. 熱伝達係数(H)は、MIDを持つMAT4カード上で指定されています。
  3. 非線形熱伝達では、次のようにFORMフィールドを使用して、温度依存伝達係数の参照で使用する参照温度定義を指定できます。
    FORM
    参照温度の説明
    0または1(デフォルト)
    以下の2つの温度の平均値が参照温度になります:
    • 要素の節点温度(平均値)
    • 周辺ポイント温度(平均値)
    10または11
    サーフェス温度(要素の節点温度の平均値)が参照温度になります。
    20または21
    周辺温度(周辺ポイント温度の平均値)が参照温度になります。
  4. HyperMeshでは、このカードはグループとして表されます。