CAFLUID
バルクデータエントリ 2つのプライマリ節点間で熱を伝達し、流体を送ることができる1D要素を定義します。
熱の流れの原因は、流体内の伝導と流体の物質移動です。
フォーマット
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CAFLUID | EID | PID | G1 | G2 | G3 | G4 |
例
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CAFLUID | 7 | 1 | 233 | 225 | 9911 | 9912 |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
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EID | 固有の要素識別番号。 デフォルトなし(整数 > 0) |
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PID | PAFLUID プロパティエントリの識別番号。 デフォルトなし(整数 > 0) |
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G1、G2 | CAFLUID要素結合ポイントの節点識別番号。 デフォルトなし(整数 > 0。G1 ≠ G2) |
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G3、G4 | 周辺対流ポイントの節点識別番号。 デフォルト = 空白(整数 ≥ 0) |
コメント
- CAFLUID要素は、質量流を通じて熱を伝達し、流体を送ることができる1D要素を表します。PIDフィールドは、要素特性を決定するPAFLUIDバルクデータを指します。
- CAFLUIDエントリの周辺温度を定義するために、SPCエントリで周辺のグリッドG3およびG4を定義できます。
- 加えて、対流熱伝達インターフェースとして定義するCONVエントリのTAiフィールド上の周辺ポイントとしてCAFLUID節点を定義できます。これにより、構造の熱伝導インターフェースからのCAFLUID流体流れを使用した冷却セットアップの定義が可能になります。CACONVバルクデータエントリは、CAFLUIDバルクデータのグリッドに関連付けられた対応する要素の対流面を識別するために必要な対応するCHBDYEおよびCONVバルクデータエントリを自動的に生成するために使用できます。
- 質量流量は、参照先のPAFLUIDエントリ上のWフィールドを介して定義できます。
- 流れの断面の水力直径は、参照先のPAFLUIDエントリ上のDフィールドを介して定義できます。
- 流体熱材料特性は、MAT4エントリを参照するPAFLUIDエントリ上のMIDフィールドを介して定義されます。
- CAFLUID節点のグリッド温度出力は、THERMAL(PUNCH)=YES/SIDを介してPUNCHファイルに出力できます。
- CAFLUIDベースの流れ熱伝導は、現時点で、線形定常熱伝導解析、線形過渡熱伝導解析、非線形定常熱伝導解析、および非線形過渡熱伝導解析でサポートされています。