RCROSS

バルクデータエントリ ランダム応答解析でクロスパワースペクトル密度関数を計算するための応答量のペアを定義します。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
RCROSS SID RTYPE1 ID1 COMP1 RTYPE2 ID2 COMP2    

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
RCROSS 20 DISP 50 2 STRESS 150 8 4  

定義

フィールド 内容 SI単位の例
SID RCROSSセット識別番号。

デフォルトなし(整数 > 0)

 
RTYPE# 応答量のタイプ。少なくとも1つのフィールドを選択する必要があります。RTYPE1RTYPE2のどちらかが空白の場合、その空白フィールドには定義されたフィールドのデフォルト値が設定されます。
DISP
変位ベクトル
VELO
速度ベクトル
ACCEL
加速度ベクトル
STRESS
要素応力
STRAIN
要素ひずみ
SPCFORCE
SPC反力
 
ID# 要素、グリッド、またはスカラーポイントの識別番号。

デフォルトなし(整数 > 0)

 
COMP# コンポーネントコード(アイテム)識別番号。 2

デフォルトなし(整数 > 0)

 

コメント

  1. このエントリは、クロスパワースペクトル密度関数の計算に必要です。SIDは入出力オプションのRCROSSを使用して選択する必要があります。RTYPE1ID1、およびCOMP1のフィールドは最初の応答量を、RTYPE2ID2、およびCOMP2のフィールドは2つ目の応答量を表します。
  2. 要素の場合、下に示すように、COMP#は要素応力または要素ひずみのコンポーネントを表します。
    要素 応力/ひずみアイテム 数値コード
    すべてのソリッド要素 方向X 6または12
    方向Y 7または13
    方向Z 8または14
    せん断XY 9または15
    せん断YZ 10または16
    Shear XZ 11または17
    すべてのシェル要素 Z1における方向X 3または4
    Z2における方向X 10または11
    Z1における方向Y 5または6
    Z2における方向Y 12または13
    Z1におけるせん断XY 7または8
    Z2におけるせん断XY 14または15
  3. 節点の場合、下に示すように、COMP#は変位、速度、加速度、またはSPCFORCEのコンポーネントを表します。
    応答
    数値コード
    並進X
    1または7
    並進Y
    2または8
    並進Z
    3または9
    回転X
    4または10
    回転Y
    5または11
    回転Z
    6または12
  4. スカラーポイントの場合、COMP#は常に1でなくてはなりません。