MATMDS

バルクデータエントリ Altair Multiscale Designer™とのインターフェースを通じて材料の特性とパラメータを定義します。これにより、通常よりはるかに幅広い材料モデルを追加できます。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
MATMDS MID AMAT OPTION AOPT          

ASSIGN,MATMDS,USRMAT,D:/mymaterial.dat

ASSIGN,MATMDS,FIBMAT,D:/myfibmat.dat
(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
MATMDS 32 USRMAT FIBER FIBMAT          

定義

フィールド 内容 SI単位の例
MID それぞれのMATMDSバルクデータエントリには固有のIDが必要です。

デフォルトなし(整数 > 0)

 
AMAT Multiscale Designer材料ファイルを指定するASSIGNエントリの名前を指定します。

デフォルトなし(<文字列>)

 
OPTION 以降の材料の適用先とするエンティティを指定します。
FIBER
DRAPE
空白(デフォルト)
 
AOPT OPTIONフィールドで指定したエンティティのMultiscale Designer材料ファイルを指定するASSIGNエントリの名前を指定します。

デフォルト = 空白(<文字列>または空白)

 

コメント

  1. MATMDSは、OptiStructMultiscale Designerに接続して、通常よりはるかに幅広い材料モデルを追加できるようにします。

    Multiscale Designerは、連続繊維、繊維織物、および / または短繊維強化複合材、ハニカムコア、鉄筋コンクリート、土、骨、その他さまざまな不均質材料のマルチスケール材料モデルを効率的に開発し、シミュレーションするためのツールです。

    用途としては、設計、 終局耐力、確率的設計許容値、疲労、破壊、衝撃、衝突、環境劣化、マルチフィジックス解析などの各シミュレーション用のマルチスケール材料モデリングが含まれ、商用FEAソルバー、OptiStructおよびRadiossのプラグインを提供します。
    • 前方均質化および逆最適化テクノロジーを使用したマルチスケール材料モデルの開発
    • 一方向性繊維、繊維織物、短繊維、粒子充填複合材などのパラメトリックな単位セルを内蔵
    • ミクロスケールでの終局耐力計算など、非線形材料挙動をシミュレート
    • 試験でサポートされる仮想材料許容値を取得し、疲労解析を実施
    • 商用FEAソフトウェア、OptiStructおよびRadiossへの効率的なプラグイン
  2. Multiscale Designerから提供される材料モデルデータファイルをマシン上の任意の場所に配置し、ASSIGN,MATMDSコマンドを使用して指定できます。
  3. MATMDSエントリを指定している場合、OptiStructでは、OptiStructの実行場所であるMechanical Solversのインストール先でMultiscale Designerのインストールが検索されます。Multiscale Designerのインストール先が上記と異なる場合は、MDSDIR入出力オプションエントリを使用して、このツールのインストール先を指定することもできます。
  4. MATMDSは、シェル要素およびソリッド要素の両方でサポートされています。