MATMDS
バルクデータエントリ Altair Multiscale Designer™とのインターフェースを通じて材料の特性とパラメータを定義します。これにより、通常よりはるかに幅広い材料モデルを追加できます。
フォーマット
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MATMDS | MID | AMAT | OPTION | AOPT |
例
ASSIGN,MATMDS,USRMAT,D:/mymaterial.dat
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MATMDS | 32 | USRMAT | FIBER | FIBMAT |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
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MID | それぞれのMATMDSバルクデータエントリには固有のIDが必要です。 デフォルトなし(整数 > 0) |
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AMAT | Multiscale Designer材料ファイルを指定するASSIGNエントリの名前を指定します。 デフォルトなし(<文字列>) |
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OPTION | 以降の材料の適用先とするエンティティを指定します。
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AOPT | OPTIONフィールドで指定したエンティティのMultiscale Designer材料ファイルを指定するASSIGNエントリの名前を指定します。 デフォルト = 空白(<文字列>または空白) |
コメント
- MATMDSは、OptiStructをMultiscale Designerに接続して、通常よりはるかに幅広い材料モデルを追加できるようにします。
Multiscale Designerは、連続繊維、繊維織物、および / または短繊維強化複合材、ハニカムコア、鉄筋コンクリート、土、骨、その他さまざまな不均質材料のマルチスケール材料モデルを効率的に開発し、シミュレーションするためのツールです。
用途としては、設計、 終局耐力、確率的設計許容値、疲労、破壊、衝撃、衝突、環境劣化、マルチフィジックス解析などの各シミュレーション用のマルチスケール材料モデリングが含まれ、商用FEAソルバー、OptiStructおよびRadiossのプラグインを提供します。- 前方均質化および逆最適化テクノロジーを使用したマルチスケール材料モデルの開発
- 一方向性繊維、繊維織物、短繊維、粒子充填複合材などのパラメトリックな単位セルを内蔵
- ミクロスケールでの終局耐力計算など、非線形材料挙動をシミュレート
- 試験でサポートされる仮想材料許容値を取得し、疲労解析を実施
- 商用FEAソフトウェア、OptiStructおよびRadiossへの効率的なプラグイン
- Multiscale Designerから提供される材料モデルデータファイルをマシン上の任意の場所に配置し、ASSIGN,MATMDSコマンドを使用して指定できます。
- MATMDSエントリを指定している場合、OptiStructでは、OptiStructの実行場所であるMechanical Solversのインストール先でMultiscale Designerのインストールが検索されます。Multiscale Designerのインストール先が上記と異なる場合は、MDSDIR入出力オプションエントリを使用して、このツールのインストール先を指定することもできます。
- MATMDSは、シェル要素およびソリッド要素の両方でサポートされています。