PRETENS

バルクデータエントリ 1Dまたは3Dプリテンションボルト断面を定義します。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
PRETENS SID EID SURFID NTYP G1/X1/ CID G2 / X2 G3 / X3 SPNTID  

1Dプリテンションボルト:
(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
PRETENS 2 5              
3Dプリテンションボルト:
(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
PRETENS 3   4            

定義

フィールド 内容 SI単位の例
SID 固有の断面識別番号。  
EID 1Dプリテンションボルトではバー、ビームまたはロッド要素の要素識別番号。

(1Dプリテンションボルトでは整数 > 0、または3Dプリテンションボルトでは空白)

 
SURFID 3Dプリテンションボルトの切断面を定義するSURFカードの識別子。

(3Dプリテンションボルトでは整数 > 0、または1Dプリテンションボルトでは空白) 2

 
NTYP プリテンション断面の法線方向定義のタイプ。 3
AUTO
プリテンション断面の形状に基づいた自動定義。
GRIDS
G1G2G3でプリテンションの平面を定義 – 法線がプリテンションの方向を定義します。
VECTOR
ベクトルX1X2X3がプリテンションの方向を定義します。
CID
事前定義された座標系を用います。
空白(デフォルト)
 
G1, G2, G3 3つの節点識別子で平面を定義し、その法線がポルトの方向になります。

デフォルト = 空白(整数 > 0)要求する場合には、3節点全てを指定する必要があります。

 
X1, X2, X3 基準座標系での座標、ベクトルがプリテンションの方向を定義します。

デフォルト = 空白(実数)ベクトルの長さは0でない必要があります。

 
CID プリテンションの方向を定義する座標系の識別子。

直交座標系では、局所x軸がプリテンションの方向を定義します。

円筒座標系と球座標系では、局所z軸がプリテンションの方向を定義します。

デフォルト = 空白(整数 > 0)

 
SPNTID プリテンション変形と荷重を含む自由度を定義するSPOINT

デフォルトではプリテンション変形を結果ファイルに出力しません。

 

コメント

  1. 各1次元プリテンション断面は1要素だけを定義します。
  2. SURFIDで定義されるサーフェスはサーフェスの同じ側のソリッド要素で構成される必要があります。
  3. プリテンションのデフォルトの方向はプリテンション断面の形状から自動的に定義されます。
    • 1次元要素では、それぞれの1次元要素の軸方向です。
    • 3次元プリテンションでは、それぞれのサーフェスの平均法線(それぞれの要素の法線の平均)で定義されます。