SELOC

バルクデータエントリ 分割されたスーパーエレメント内の同一線上にない3つの節点、およびこのスーパーエレメントに属していない対応する3つの節点をリストすることで、このスーパーエレメントの再配置を定義します。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
SELOC SEID PA1 PA2 PA3 PB1 PB2 PB3    

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
SELOC 1001 901 800 103 675 500 13    

定義

フィールド 内容 SI単位の例
SEID 分割されたスーパーエレメントの識別番号。

デフォルト無し(整数 > 0)

 
PAi 分割されたスーパーエレメント内の同一線上にない3つの節点の識別番号(GRIDエントリ)。

デフォルト無し(整数 > 0)

 
PBi メインバルクデータセクションで定義された3つの節点の識別番号(GRIDエントリ)。これらの節点に、PAiが揃えられます。

デフォルト無し(整数 > 0)

 

コメント

  1. SELOCは、メインバルクデータセクションでのみ指定でき、BEGIN SUPER = nコマンドの後に出現すると致命的なエラーメッセージが発行されます。
  2. スーパーエレメントを回転および平行移動することで、PAiPBiの位置が揃えられます。
  3. PA2、およびPA3は、スーパーエレメントSEIDに含まれている必要があります。PB1PB2、およびPB3は、メインバルクデータセクションで指定する必要があります。これらが同じく再配置されるスーパーエレメントに属している場合は、PB1PB2、およびPB3の元の(移動されていない)位置が使用されます。
  4. PB2、およびPB3の相対位置は、PA1PA2、およびPA3の相対位置と同じである必要があります。
  5. スーパーエレメントが1つまたは2つの外部節点のみに結合される場合でも、3つの節点が必要です。
  6. スーパーエレメントの座標系、全体変位方向、および要素座標系は回転および平行移動されます。
  7. 指定された節点位置に基づいて局所直交座標系を定義することで、スーパーエレメントが新しい位置へ平行移動および回転されます。
    • 局所座標系の原点はPX1にあり、x軸はPX1からPX2の方向に伸びています。
    • y軸は、PX1PX2、およびPX3を含む平面内にあり、x軸と直交しており、PX3に向かって伸びています。
    • z軸は、x軸とy軸の外積によって定義されます。
    • 回転と平行移動による移動で、スーパーエレメントの節点によって定義された局所座標系が、メインバルクデータセクションの節点によって定義された局所座標系と揃えられます。
  8. このエントリは、分割されたスーパーエレメント(BEGIN SUPER)が存在している場合にのみ機能します。