PCONTEC
バルクデータエントリ 電気解析で、CONTACT要素の接触電気係数(CEC)を設定します。
フォーマット
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PCONTEC | PID | KCERC |
例
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PCONTEC | 2 | 200.0 |
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PCONTEC | 2 | AUTO |
定義
コメント
- PCONTECによって、CONTACT要素の単位面積当たり抵抗が得られます。PCONTECエントリのPIDは、既存のPCONTバルクデータエントリの同等値と一致している必要があります。
二次側を節点セットとして指定している場合は、このセットにある各節点に単位面積が割り当てられていると想定できます。
単位面積当たり抵抗の単位は、接点ER(電気抵抗)とも呼ばれる電気係数の単位と同じです。合計コンダクタンスは、接触面積をKCERCで除算して算出できます。
- KCERCは、閉じている接点の接触電気抵抗を表します。理論的に、接触電気抵抗値が低いと強制的に完全導体が使用されますが、極端に低い値を指定するとコンダクタンスマトリックスを調整する余地が少なくなることがあります。このような現象が見られた場合は、必要に応じて接触電気抵抗の値を大きくする必要があることが考えられます。
KCERCの合理的な値を容易に設定できるように、自動計算(KCERC=AUTO)がサポートされています。この計算では、各接触要素のKCERCの値が、その周囲にある要素の接触電導度の値に基づいて決まります。
- サーフェスどうしの接触(CONTACT/TIEでDISCRET=S2S)ではPCONTECを使用できません。
- PCONTがないCONTACTインターフェースでは、PCONTECは不要です。このような場合は、KCERC=AUTOに基づく接触電気抵抗値が使用されます。
- FREEZE状態での電気接触では、幾何学的形状に基づく実際の接触状態(開状態または閉状態)が使用されます。
- PCONTECとPGAPECによる電気接触解析は、定常状態電気解析と多重定常電気解析でサポートされています。
- このカードは、HyperMesh内のプロパティとして表現されます。