PCOMPLS
バルクデータエントリ 連続体シェル複合材のグローバルプライベース複合材プロパティを定義します。
フォーマット
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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PCOMPLS | PID | CORDM | SB | ||||||
C8 | INT8 | ||||||||
ID1 | MID1 | T1 | THETA1 | ||||||
ID2 | MID2 | T2 | THETA2 |
例
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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PCOMPLS | 100 | ||||||||
C8 | ASTN | ||||||||
120 | 1 | 0.9 | 45.0 | ||||||
121 | 2 | 0.6 | 90.0 |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
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PID | 固有の複合材プロパティ識別番号。 デフォルトなし(整数 > 0) |
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CORDM | 材料座標系の識別番号。 デフォルト = 0(整数) |
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SB | 結合材のせん断応力の限界(層間のせん断応力の限界)。 (実数 > 0.0) |
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C8 | 参照しているCHEXAソリッド要素とCPENTAソリッド要素に以降のフィールドが適用されることを示すフラグ。 | |
INT8 | インテグレーションタイプ。
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IDi | グローバルプライID。 デフォルトなし(整数 > 0) |
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MIDi | 直前のIDiフィールドで定義されたプライの材料ID。現在のところ、MAT1、MAT9、MAT9ORT、およびMATUSRの各材料がサポートされています。 デフォルトなし(整数 > 0) |
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Ti | IDiフィールドで指定されたプライのユーザー定義プライ板厚を定義します。 6 デフォルトなし(実数 > 0.0) |
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THETAi | プライ平面内のプライの配向角。 4 5 デフォルト = 0.0(実数) |
コメント
- グローバルプライIDは、このPCOMPLSエントリ上の他のプライのIDと重複していない必要があります。
- PCOMPLSエントリは、1次のCHEXA要素とCPENTA要素のみでサポートされています。
- グローバルプライIDによって、すべてのPCOMPGエントリおよびPCOMPLSエントリの間でプライが一意に識別されます。
- デフォルトでは複合材要素の板厚方向は、ソリッド要素のフェイスG1-G2-G3-G4からフェイスG5-G6-G7-G8への方向です。プライの番号付けも、この板厚方向に従います。これはプライの局所Z軸の方向を決定するためだけに使用されます。各プライの局所Z軸はプライ平面に対して垂直で、板厚方向に沿っています。CORDMで定義された座標系のX軸(空白の場合は基準座標系)がプライ平面に投影され、プライの局所X軸が決まります。局所Y軸は、局所X軸と局所Z軸の外積によって決まります。
- 配向角は、プライの局所Z軸を中心に、この投影されたX軸から正の反時計回りの方向に測定されます。
- 実際のプライ板厚は、ソリッド要素の形状が持つ実際の合計板厚に依存します。
(1) ここで、- プライ“I”の実際の板厚
- 複合材要素の実際の板厚(または形状の板厚)
- Tiフィールドで指定された、ユーザー定義のプライ板厚