バルクデータエントリ CELAS1またはCELAS3エントリを使用して、スカラー弾性要素(スプリング)の剛性係数および応力係数を定義するために使用されます。
このプロパティは、PARAM,ELASSTIFを使用して指定されている並進および回転剛性制限によって影響を受けません。
フォーマット
(1) |
(2) |
(3) |
(4) |
(5) |
(6) |
(7) |
(8) |
(9) |
(10) |
PELASFX |
PID |
K |
GE |
S |
PID |
K |
GE |
S |
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例
(1) |
(2) |
(3) |
(4) |
(5) |
(6) |
(7) |
(8) |
(9) |
(10) |
PELASFX |
7 |
4.29 |
|
7.92 |
27 |
2.17 |
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定義
フィールド |
内容 |
SI単位の例 |
PID |
固有のスカラー弾性プロパティ識別番号。 デフォルトなし(整数 > 0)
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K |
弾性プロパティ値。 デフォルトなし(実数)。
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GE |
減衰係数。減衰係数GEを取得するには、臨界減衰比の
に2を掛けます。 GEは、PARAM, W4が指定されていない場合、過度解析で無視されます。
デフォルト = 0.0(実数)
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S |
応力係数。 デフォルト = 0.0(実数)
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コメント
- 負のスプリング値の使用は慎重に行ってください。
- 1つまたは2つの弾性スプリングプロパティを単一のエントリ上で定義することができます。
- スプリングの要素荷重は次の式で求められます: (1)
ここで、
-
- スカラー要素の剛性係数
-
- CELAS1およびCELAS3エントリにリストされている1つ目の自由度の変位
要素応力は次の式で求められます: (2)
ここで、
は前に定義した応力係数です。
- このカードは、HyperMesh内のプロパティとして表現されます。