INLTVEL
バルクデータエントリ ダルシーフロー解析の流入速度を定義します。
フォーマット
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INLTVEL | SID | EID | VALUE | G1 | G2 | G3 | G4 |
例
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INLTVEL | 3 | 1132 | 20.0 | 2899 | 2818 | 3412 | 3422 |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
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SID | 流れの流入速度境界条件セット識別番号。 デフォルトなし(整数 > 0) |
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EID | 流れの流入速度が適用されるサーフェス上の2Dまたは3D要素の識別番号。 デフォルトなし(整数 > 0) |
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VALUE | 3D要素のフェイスまたは2D要素のエッジの強制流速値。 デフォルトなし(実数) |
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Gi | EIDを介して定義される2Dまたは3D要素の節点識別番号。 2 デフォルト = 空白(整数 > 0) |
コメント
- ダルシーフロー解析用の流入境界条件を定義するには、INLTVELサブケースエントリからINLTVELバルクデータエントリを参照する必要があります。定常熱伝導解析で流れ解析をアクティブにするには、SPCPバルク / サブケースエントリのペアが必須です。INLTVELバルク / サブケースのペアはオプションです。
- 流入速度は、2D要素のエッジまたは3D要素のフェイスに垂直に適用されます。
- 2D要素のエッジの場合:
流入速度は、要素平面と、節点G1とG2間のエッジの法線方向に適用され、要素中心に向けられます。INLTVELが2D要素に適用される場合は、G3とG4は必要ありません。
- 3D要素のフェイスの場合: 流入速度は、三角形フェイスの場合は節点G1、G2、およびG3、四角形フェイスの場合は節点G1、G2、G3、およびG4により定義される要素フェイスに適用されます。流入速度は、フェイスの法線方向に適用されます。四角形フェイスでは、節点G1、G2、G3、およびG4を時計回りか反時計回りの順に入力する必要があります(INLTVEL上の節点の順を任意にしないでください)。注: 反時計回りの順の入力を以下に示します。
図 1. 3Dフェイスの例INLTVEL 4 9305 0.2 8605 425 1549 8611 INLTVEL 4 13305 0.2 12826 8605 8611 12832 INLTVEL 4 17305 0.2 17047 12826 12832 17053 INLTVEL 4 21305 0.2 21268 17047 17053 21274
- 2D要素のエッジの場合:
- 流入の状態では、2つのオプションがあります:
- SPCPバルク / サブケースデータを使用して流入圧力と流出圧力の両方を定義してから、流れの圧力差を定義します。
- SPCPバルク / サブケースデータを使用して流出圧力を定義し、INLTVELバルク / サブケースのペアを使用して流入速度を定義します。
- INLTVELバルクデータエントリでは、継続行がサポートされません。