RSSCON
バルクデータエントリ シェル-ソリッド要素の固定結合をモデル化するための多点拘束を定義します。
フォーマット
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RSSCON | RBID | TYPE | ES1 | EA1 | EB1 | ES2 | EA2 | EB2 |
例
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RSSCON | 110 | GRID | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
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RBID | 固有の要素識別番号。 デフォルトなし(整数 > 0) |
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TYPE | 結合タイプ。
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ES1 | シェル要素識別番号(TYPE=ELEMの場合)。 シェル節点識別番号(TYPE=GRIDの場合)。 デフォルトなし(整数 > 0) |
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EA1 | ソリッド要素識別番号(TYPE=ELEMの場合)。 ソリッド節点識別番号(TYPE=GRIDの場合)。 デフォルトなし(整数 > 0) |
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EB1 | ソリッド節点識別番号(TYPE=GRIDの場合のみ)。 デフォルト = 空白(整数 > 0、または空白) |
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ES2 | シェル節点識別番号(TYPE=GRIDの場合のみ)。 デフォルト = 空白(整数 > 0、または空白) |
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EA2 | ソリッド節点識別番号(TYPE=GRIDの場合のみ)。 デフォルト = 空白(整数 > 0、または空白) |
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EB2 | ソリッド節点識別番号(TYPE=GRIDの場合のみ)。 デフォルト = 空白(整数 > 0、または空白) |
コメント
- RSSCONは、シェル要素とソリッド要素間の固定結合をモデル化する多点拘束を生成します。シェル自由度は従属と見なされます。シェルエッジの並進自由度は、上部および下部のソリッドエッジの並進自由度に結合されます。シェルの回転自由度は、ソリッド要素面の上部および下部エッジの並進自由度に結合されます。並進自由度では、ポアソン比の影響が考慮されます。
- シェル節点は、2つのソリッド節点を結合するライン上に位置している必要があります。このラインからオフセットすることはできますが、2つのソリッド節点間の距離の5%を超えることはできません。トレランス外のシェル節点は拘束されず、致命的なエラーメッセージが発行されます。このトレランスは調整可能です。PARAM, TOLRSCおよびPARAM, SEP1XOVRをご参照ください。
- TYPE=ELEMオプションを使用した場合:
- 要素は1次または2次のいずれかです。
- 真っすぐなシェル要素エッジとソリッド要素が結合しても、シェルエッジの形状はソリッド面にフィットするように変更されません。曲がったシェル要素エッジとソリッド要素が結合しても、2つのソリッドエッジとソリッド面はシェルエッジと一致するように変更されません。
- ELEMオプションを使用して2つ以上のシェル要素を同じソリッドに結合することは推奨されません。試みた場合、多点拘束関係の競合によって、UFM 6692となる可能性があります。
- TYPE=GRIDオプションを使用した場合:
- GRIDオプションは、使用されている節点が有効なシェル節点および / またはソリッド節点であるかどうかを確認しません。
- GRIDオプションは、2次要素に対して推奨されません。
- ソリッド要素の面の高さをシェル要素のシェル板厚とほぼ同じにすることが推奨されます。その後で、シェルエッジをソリッド面の中央に配置する必要があります。
- シェルエッジは、ソリッド面の上部または下部のエッジと一致している場合があります。
- MPCと異なり、RSSCONエントリはモデルの一部であり、サブケース定義で選択する必要がありません。
- 熱伝導問題において、RSSCONは無視されます。
図 1.