DVGRID
バルクデータエントリ 設計変数と節点位置の間の関係を定義します。
フォーマット
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DVGRID | DVID | GID | CID | COEFF | X | Y | Z |
例
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DVGRID | 1 | 1032 | 0 | 1.0 | 1.0 | 0.0 | 0.0 |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
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DVID | DESVAR識別番号。 (整数 > 0) |
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GID | GRID識別番号。 (整数 > 0) |
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CID | 座標系の識別番号。CIDがゼロまたは空白の場合は、基準座標系を基準とします。 デフォルト = 0(整数 ≥ 0) |
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COEFF | フィールド6、7、8で定義されるベクトルの乗数。 | |
X, Y, Z | CIDによって定義されている座標系のグリッドの摂動を定義するベクトルのコンポーネント。 |
コメント
- 同じグリッドIDに対して複数の参照を指定すると、そのグリッドの摂動ベクトルの和が得られます。
- DVGRIDのデータは、グリッドの位置における摂動を定義します。更新されたグリッドの位置は、次のようになります:
(1) ここで、 は設計変数jの値であり、 はCIDとGRIDの位置に基づいた座標の変換マトリックスです。 - OUTPUT, DVGRIDオプションを指定すると、変位に関する形状変数定義、あるいは線形静解析、ノーマルモード解析、または線形座屈解析の固有ベクトルの結果が作成されます。作成された形状変数定義は以降の最適化で再利用できます。このようなプロセスになっているため、“自然な”形状関数を容易に使用できます。
- HyperMeshでは、このカードは最適化の設計変数として表されます。