PCNTX7

バルクデータエントリ 幾何学的非線形解析用のCONTACT面のプロパティTYPE7を定義します。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
PCNTX7 PID                
  ISTF ITHE IGAP   IBAG IDEL ICURV IADM  
  GAPFAC GAPMAX FPENMAX            
  STMIN STMAX MESHSIZE DTMIN IREMGAP        
  STFAC FRIC GAP TSTART TEND        
  IBC     INACTI VISS VISF BMULT    
  IFRIC IFILTR FFAC IFORM SENSID        
  CURVDAT G1 G2            
  FRICDAT C1 C2 C3 C4 C5 C6    
  ADMDAT NRADM PADM ANGLADM          
  THEDAT RTHE     TINT ITHEF      
    FRAD DRAD FHEATS FHEATM        

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
PCONT 34                
PCNTX7 34                

定義

フィールド 内容 SI単位の例
PID 関連するPCONTのプロパティ識別番号。

デフォルトなし(整数 > 0)

 
ISTF 剛性定義フラグ。 5
0
メイン側の特性に従って剛性を計算します。
1
STIF1をインターフェース剛性として使用します。
234、および5
メインおよびセカンダリの両方の特性から面剛性を計算します。

CONTPRMで定義されているデフォルト(整数 = 0、…、5)

 
ITHE 熱接触フラグ。
0(デフォルト)
熱伝導無し。
1
熱伝導がアクティブ化。

(整数)

 
IGAP ギャップ定義フラグ。
CONST
ギャップを一定にしてGAPと等しくします。 6
VAR3
衝撃を受けるサーフェスと節点の特性に応じて、(時間的ではなく空間的に)ギャップを変化させます。 7

CONTPRMで定義されているデフォルト(文字 = CONSTVARVAR2、またはVAR3

 
IBAG 接触時のエアバッグベントホール閉鎖フラグ
0(デフォルト)
閉鎖無し
1
閉鎖

(整数)

 
IDEL 節点およびセグメントの削除フラグ。
0
削除しません。
1
1つのセグメントに関連付けられているすべての要素(シェル、ソリッド)が削除された場合、インターフェースのメイン側からもそのセグメントを削除します。さらに、結合されていない節点をインターフェースのセカンダリ側から削除します。
2
シェルまたはソリッド要素が削除された場合、対応するセグメントをインターフェースのメイン側から削除します。さらに、結合されていない節点をインターフェースのセカンダリ側から削除します。

CONTPRMで定義されているデフォルト(整数)

 
ICURV 曲率を伴うギャップエンベロープ 8
0
曲率なし。
1
球面。
2
円筒面。
3
自動双3次曲面。

(整数)

 
IADM アダプティブメッシュでの局所曲率計算フラグ。 9 10
0(デフォルト)
非アクティブ。
1
メッシュサイズに応じたインターフェース更新。
2
メッシュサイズ、貫通、および角度に応じたインターフェース更新。

(整数)

 
GAPFAC ギャップスケールファクタ(IGAP = VAR2およびVAR3の時のみ用いられます)。

CONTPRMで定義されているデフォルト(実数 ≥ 0)

 
GAPMAX 最大ギャップ(IGAP = VAR2およびVAR3の時のみ用いられます)。
0
ギャップの最大値が存在しません。

CONTPRMで定義されているデフォルト(実数 ≥ 0)

 
FPENMAX 初期貫通の最大比率。 12

(実数)

 
STMIN 最小剛性(<varname>ISTF</varname> > 1の場合のみ)。

CONTPRMで定義されているデフォルト(実数 ≥ 0)

 
STMAX 最大剛性(<varname>ISTF</varname> > 1の場合のみ)。

CONTPRMで定義されているデフォルト(実数 ≥ 0)

 
MESHSIZE メッシュサイズのパーセンテージ(IGAP = VAR3の時のみ用いられます)。

デフォルト = 0.4(実数、0.0 < MESHSIZE ≤ 1.0)

 
DTMIN 節点時間ステップの制限。 18  
IREMGAP 自己接触で要素サイズがギャップ値よりも小さい場合にセカンダリブ節点を非アクティブ化するフラグ。 19
1(デフォルト)
セカンダリ節点を非アクティブ化しません。
2
セカンダリ節点を非アクティブ化します。

(整数)

 
STFAC インターフェース剛性スケールファクター。

CONTPRMで定義されているデフォルト(実数 ≥ 0)

 
FRIC Coulomb摩擦。

CONTPRMで定義されているデフォルト(実数 ≥ 0)

 
GAP 衝撃アクティブ化のギャップ。 4 6

CONTPRMで定義されているデフォルト(実数 ≥ 0)

 
TSTART 開始時間。

デフォルト = 0.0(実数 ≥ 0)

 
TEND 一時的な非アクティブ化の時間。

デフォルト = 1030(実数 ≥ 0)

 
IBC セカンダリグリッドセットに適用された衝撃時点での境界条件を非アクティブ化するフラグ。

CONTPRMで定義されているデフォルト(文字 = X、Y、Z、XY、XZ、YZ、またはXYZ)

 
INACTI 初期貫通の処理対象フラグ。 12
0
処理を実行しません。
1
節点の剛性を非アクティブ化します。
2
要素の剛性を非アクティブ化します。
3
セカンダリ節点の座標を変更して、小規模な初期貫通が発生しないようにします。
5
GAPは時間とともに変化し、初期ギャップは次のように調整されます。
gap 0 = gap - P 0
6
ギャップは時間経過と共に変化しますが、初期ギャップは下記のようにわずかに貫通を受けます。
gap 0 = gap - P 0 - 0.05 * ( gap - P 0 )

無効なエントリは無視されます。

CONTPRMで定義されているデフォルト(整数)

 
VISS インターフェース剛性の臨界減衰係数。

CONTPRMで定義されているデフォルト(実数 ≥ 0)

 
VISF 接触面摩擦の臨界減衰係数。

CONTPRMで定義されているデフォルト(実数 ≥ 0)

 
BMULT ソート係数。ソートアルゴリズムの高速化に使用できます。マシン依存です。

CONTPRMで定義されているデフォルト(実数 ≥ 0)

 
IFRIC 摩擦定式化フラグ。 13
COUL
静的なCoulomb摩擦則。
GEN
汎用の粘性摩擦則。
DARM
Darmstad摩擦則。
REN
Renard摩擦則。

CONTPRMで定義されているデフォルト(文字)

 
IFILTR 摩擦フィルタリングフラグ。 14
NO
フィルターを使用しません。
SIMP
単純な数値フィルター。
PER
フィルタリング時間による標準の-3dBフィルター。
CUTF
カットオフ周波数による標準の-3dBフィルター。

CONTPRMで定義されているデフォルト(文字)

 
FFAC 摩擦フィルタリングファクター。

CONTPRMで定義されているデフォルト(実数 = 0.0 ≤ FFAC < 1.0)

 
IFORM 摩擦ペナルティ定式化のタイプ。 15
VISC
粘性(合計)の定式化。
STIFF
剛性(増分)の定式化。

CONTPRMで定義されているデフォルト(文字)

 
SENSID インターフェースをアクティブ / 非アクティブにするセンサー識別子。 20

デフォルト値はありません(整数)

センサー識別子が定義されている場合は、インターフェースのアクティブ化 / 非アクティブ化は、TSTARTまたはTSTOPではなくSENSIDに基づきます。

 
CURVDAT ICURVの付加情報が続くことを示します。ICURV = 1または2の時のみ使用可能です。  
G1 最初の節点識別子(ICURV = 1または2の時のみ用いられます)。

(整数)

 
G2 2番目の節点識別子(ICURV = 2の時のみ用いられます。ICURV = 1の時は無視されます)。

(整数)

 
FRICDAT IFRICの付加情報が続くことを示します。IFRIC = GENDARM、またはRENの時のみ使用可能。  
C1C2C3C4C5C6 IFRIC = GENDARM、またはRENで可変摩擦係数を定義するための係数。

CONTPRMで定義されているデフォルト(実数 ≥ 0)

 
ADMDAT IADMの付加情報が続くことを示します。IADM = 2の時のみ使用可能です。  
NRADM 90度の半径を経由する要素の数(IADM = 2の時のみ用いられます)。

(整数)

 
PADM 貫通の割合に関する基準(IADM = 2の時のみ用いられます)。

デフォルト = 1.0(実数)

 
ANGLADM 角度基準(IADM = 2の時のみ用いられます)。

(実数)

 
THEDAT ITHEの付加情報が続くことを示します。ITHE = 1の時のみ使用可能です。  
RTHE 熱伝導係数(ITHE = 1の時のみ用いられます)。 17

(実数)

 
TINT インターフェース温度(ITHE = 1の時のみ用いられます)。

(実数)

 
ITHEF 熱接触情報フラグ(ITHE = 1の時のみ用いられます、整数)。
0
インターフェースとシェル(セカンダリ側)における一定温度の交換。
1
接触片間の熱交換。
 
FRAD 放射係数(ITHE = 1の時のみ用いられます)。

デフォルトなし(実数)

 
DRAD 放射計算のための最大距離(ITHE = 1の時のみ用いられます)。

DRADの値を非常に高くすることは、ソルバーのパフォーマンスが低下する可能性があるため推奨されていません。

デフォルトなし(実数)

 
FHEATS セカンダリの摩擦加熱係数(ITHE = 1の時のみ用いられます)。 23

デフォルトなし(実数)

 
FHEATM メインの摩擦加熱係数(ITHE = 1の時のみ用いられます)。 23

デフォルトなし(実数)

 

コメント

  1. プロパティ識別番号は、既存のPCONTバルクデータエントリの番号である必要があります。特定のPCONTに関連付けることができるのは、1つのPCNTX7プロパティ拡張のみです。
  2. PCNTX7は、ANALYSIS = EXPDYNで定義される幾何学的非線形解析サブケースでのみ適用されます。他のすべてのサブケースでは無視されます。
  3. 幾何学的非線形解析の/INTERエントリでは、PCONTX/PCNTX#エントリでFRICが明示的に定義されていない場合は、CONTACTまたはPCONTエントリのMU1値がFRICに対して使用されます。定義されている場合は、PCONTX/PCNTX#FRICにより、CONTACT/PCONTMU1値が上書きされます。
  4. 陰解法解析では、セカンダリとメインのセットが重なったり(自己接触)、重ならなかったりする接触に対して異なる接触定式化が使用されます。

    自己接触の場合、ギャップのゼロはあり得ないため、一定のギャップが使用されます。小さな初期ギャップの場合、の方が初期ギャップよりも大きければ、収束はより安定し、収束までの時間も短縮されます。小さな初期ギャップの場合、GAPの方が初期ギャップよりも大きければ、収束はより安定し、収束までの時間も短縮されます。

    陰解法解析では、スケーリングファクターが縮小される(STFAC = 0.01など)剛性や衝撃を受ける厚さが縮小される(剛体の場合)剛性を使用すると、力の不均衡を低減し、収束が向上する場合があります。これは特に、実効剛性が膜剛性よりはるかに小さい構造や、曲げられているシェル構造などで顕著です。ただし、値が小さ過ぎても発散につながる可能性があるので注意してください。

  5. ISTF ≠ 1の場合、インターフェース剛性Kはメインセグメント剛性Kmやセカンダリセグメント剛性Ksから算出されます。

    メイン剛性は、Km = STFAC * B * S * S/V(ソリッドの場合)およびKm = 0.5 * STFAC * E * t(シェルの場合)によって算出されます。

    セカンダリ剛性は、Ks = STFAC * B * V-3(ソリッドの場合)とKs = 0.5 * STFAC * E * t(シェルの場合)から算出される等価節点剛性です。

    これらの等式において、Bは体積弾性率、Sはセグメント面積、そしてVはソリッド体積です。剛性係数の値に対する制限はありません(ただし、値が1.0より大きいと、初期時間ステップが短くなる場合があります)。

    インターフェース剛性は、K = max (STMIN, min (STMAX, K1))と次の式で求められます。
    • ISTF = 0の場合、K1 = Km
    • ISTF = 2の場合、K1 = 0.5 * (Km + Ks)
    • ISTF = 3の場合、K1 = max (Km, Ks)
    • ISTF = 4の場合、K1 = min (Km, Ks)
    • ISTF = 5の場合、K1 = Km * Ks / (Km + Ks)
  6. 一定のギャップ(IGAP = CONST)のデフォルトは、下記の中で最も小さい値になります。
    • t(メインシェル要素の平均板厚)
    • l/10(lはメインソリッド要素の辺の平均長)
    • lmin/2(lminはすべてのメインセグメント(シェルまたはソリッド)の最も短い辺の長さ)
  7. IGAP = VARの場合、可変ギャップは、gs + gmで計算します。

    IGAP = VAR2の場合、可変ギャップはmax(GAP, min(GAPFAC * (gs+gm), GAPMAX)で計算します。

    IGAP = VAR3の場合、可変ギャップはmax(GAP, min(GAPFAC * (gs+gm), MESHSIZE * (gsl+gml), GAPMAX)で計算します。

    ここで:
    • gm - 下記のようなメイン要素で:

      gm = t/2(t: メイン要素の厚さ)(シェル要素の場合)

      gm = 0(ソリッド要素の場合)

    • gs - 下記のようなセカンダリ節点のギャップ:

      gs = 0(セカンダリ節点がどの要素にも結合されていないか、ソリッドまたはスプリング要素にのみ結合されている場合)

      gs = t/2(tは、セカンダリ節点に結合されているシェル要素の最大厚)

      gs = 1/2√S(トラスおよびビーム要素の場合)。Sは要素の断面です。

    • gml - 要素の短いエッジの長さ。
    • gsl - セカンダリ節点に結合された要素の短いエッジの長さ。

    セカンダリ節点が複数のシェルおよび/またはビームまたはトラスに結合されている場合は、計算された中で最も大きいセカンダリギャップが使用されます。

    可変ギャップは、常に以上になります。可変ギャップは、常にGAP以上になります。

  8. ICURV = 1の場合は、node_ID1(球の中心)を使用してギャップの球形曲率が定義されます。

    ICURV = 2の場合は、(円筒形の軸上にある)node_ID1node_ID2を使用してギャップの円筒曲率が定義されます。

    ICURV = 3の場合は、メインサーフェスの形状が、座標の連続性とセグメント間の法線に配慮した双三次補間を使用して取得されます。

    曲率の変化が大きい場合は、この定式化が不安定になる可能性があります(将来のバージョンで改善される予定です)。


    図 1.
  9. アダプティブメッシングとIADM =1の場合:
    曲率半径が要素サイズ(セカンダリ側)未満のゾーン(メイン側)で接触が発生した場合は、セカンダリ側の要素が分割されます(最大レベルに到達していない場合)。


    図 2.
  10. アダプティブメッシングとIADM =2の場合:

    曲率半径が要素サイズ(セカンダリ側)のNRadm倍未満のゾーン(メイン側)で接触が発生した場合は、セカンダリ側の要素が分割されます(最大レベルに到達していない場合)。

    法線間の角度がAngladmを超えており、貫通の割合がPadmを超えているゾーン(メイン側)で接触が発生した場合は、セカンダリ側の要素が分割されます(最大レベルに到達していない場合)。


    図 3.
  11. 係数NRADMPADMANGLADMはアダプティブメッシュでIADM = 2の時のみ用いられます。
  12. INACTI = 3の使用は、初期貫通が小規模な場合にのみ推奨します。また、下記の理由から、その使用には注意が必要です。
    • 変更した座標を元に戻すことはできません。
    • 接触面に複数のサーフェス層を定義すると、他の初期貫通が発生する可能性があります。
    • 節点がスプリング要素に属している場合、初期エネルギーが発生することがあります。

    INACTI = 5は、エアバッグシミュレーション展開に推奨されています。

    インターフェースに対する高周波数の影響を回避するためには、INACTI =5ではなく、INACTI = 6が推奨されます。


    図 4.

    FPENMAXが0でない場合は、貫通がFPENMAX*GAPより大きいと、INACTIの値にかかわらず節点剛性が非アクティブになります。

  13. IFRICは摩擦モデルを定義します。

    IFRIC = COUL - FT < FRIC * FNを伴うCoulomb摩擦。

    IFRIC > 0の場合、摩擦係数は関数( μ = μ (p, V))によって設定されます。ここで、pはメインセグメント上の垂直抗力の圧力、Vはセカンダリ節点の接線速度です。

    下記の式を使用できます。
    • IFRIC = 1 - 汎用の粘性摩擦則(1)
      μ = FRIC + C 1 * p + C 2 * V + C 3 * p * v + C 4 * p 2 + C 5 * v 2
    • IFRIC = 2 - Darmstad則(2)
      μ = C 1 * e ( C 2 V ) * p 2 + C 3 * e ( C 4 V ) * p + C 5 * e ( C 6 V )
    • IFRIC = 3 - Renard則
      μ = C 1 + ( C 3 - C 1 ) · V C 5 · ( 2 - V C 5 ) 0 ≤ V ≤ C5
      μ = C 3 - ( ( C 3 - C 4 ) · ( V - C 5 C 6 - C 5 ) 2 · ( 3 - 2 · V - C 5 C 6 - C 5 ) ) C5 ≤ V ≤ C6
      μ = C 2 - 1 1 C 2 - C 4 + ( V - C 6 ) 2 C6 ≤ V

      ここで、

      (3)
      C 1 = C 1 = μ s , C 2 = C 2 = μ d C 3 = C 3 = μ max , C 4 = C 4 = μ min C 5 = C 5 = V c r 1 , C 6 = C 6 = V c r 2
    • 最初の臨界速度のVcr1は0以外にする必要があります(C5 ≠ 0)。また、2番目の臨界速度Vcr2未満にする必要もあります(C5 < C6)。
    • 静止摩擦係数のC1と動摩擦係数のC2は、最大摩擦のC3より小さくする必要があります(C1C3かつC2C3)。
    • 最小摩擦係数C4は静摩擦係数のC1と動摩擦係数のC2より小さくする必要があります(C4C1かつC4C2)。
  14. IFILTRは、摩擦フィルタリング係数を算出する方法を定義します。 ≠ NOの場合、接線摩擦力はフィルターを使用して下記のようにスムージングされます。 ≠ NOの場合、接線摩擦力はフィルターを使用して下記のようにスムージングされます。IFILTNOの場合、接線摩擦力はフィルターを使用して下記のようにスムージングされます。(4)
    F T = α · F T + ( 1 - α ) · F T - 1
    ここで、
    FT
    接線力
    F'T
    時間tにおける接線力
    F'T-1
    時間t-1における接線力
    α
    フィルタリング係数
    • IFILTR = SIMP conref="../../bank/solvers_symbols_equations_r_b.dita#reference_xh2_vkk_pw/o2_sym_alpha" id="pcntx7_bulk_r_ph_dmj_vtb_k1b"/> = FFAC
    • IFILTR = PER conref="../../bank/solvers_symbols_equations_r_b.dita#reference_xh2_vkk_pw/o2_sym_alpha" id="pcntx7_bulk_r_ph_dwt_vtb_k1b"/> = 2πdt/FFAC、ここで、dt/T = FFAC, Tはフィルタリング時間
    • IFILTR = CUTF conref="../../bank/solvers_symbols_equations_r_b.dita#reference_xh2_vkk_pw/o2_sym_alpha" id="pcntx7_bulk_r_ph_stz_vtb_k1b"/> = 2π * FFAC * dt、ここで、FFACはカットオフ周波数
  15. IFORMは、2種類の接触摩擦ペナルティ定式化を選択します。
    粘性(合計)の定式化(IFORM = VISC)では、接着力は下記のように算出されます。(5)
    F adh = VISF * ( 2 KM ) * V T F T = min ( μ F N , F adh )
    剛性(増分)の定式化(IFORM = STIFF)では、接着力は下記のように算出されます。(6)
    F adh = F Told + Δ F T Δ F T = K * V T * dt F Tnew = min ( μ F N , F adh )
  16. シェルと一定温度接触<varname>TINT</varname>間の交換。
  17. RTHEは熱抵抗の逆数です(単位: [W/(m2*K)])。
  18. セカンダリセグメントの接触は、この接触のために計算されたセグメント運動時間ステップがDTMINよりも小さくなると非アクティブになります。
  19. ここで、IREMGAP = 2であり、これにより、要素サイズをギャップ値よりも小さくできます。


    図 5.

    自己接触の場合に、初期構成において曲線距離(メインセグメントの節点からセカンダリ節点まで)がgap*sqrt(2)より小さいと、このセカンダリ節点はこのメインセグメントによって考慮されず、他のメインセグメントの接触からは削除されません。

  20. インターフェースのアクティブ化 / 非アクティブ化のためにSENSIDが定義されている場合は、TSTARTおよびTSTOPは考慮されません。
  21. FRADが0と等しくなく、d(セカンダリ節点からメインセグメントへの距離)がGap < d < の範囲内の場合は、放射が計算されます。放射熱伝導は、次のように計算されます。(7)
    h rad = F rad ( T m 2 + T s 2 ) ( T m + T s )
    (8)
    F rad = σ 1 ɛ 1 + 1 ɛ 2 1
    ここで、
    σ
    シュテファンボルツマン定数
    ε 1
    メインサーフェスの放射率
    ε 2
    メインサーフェスの放射率
  22. FRADが0と等しくない場合は、DRADのデフォルト値が次のうちの最大値として計算されます。
    • 全節点中のギャップの上限値(時間0における)
    • セカンダリ要素の最小辺長
  23. インターフェースでの熱伝導がアクティブ(ITHE > 0)な場合は、摩擦エネルギーは熱に変換されます。オプションFHEATSおよびFHEATMは、このオプションを制御するために使用されます。

    FHEATSおよびFHEATM = 0の場合は、摩擦すべりエネルギーから熱への変換はアクティブになりません。FHEATSおよびFHEATMが0以外の値の場合は、熱に変換されてそれぞれセカンダリおよびメインに伝達される、このエネルギーの割合を定義します。

    摩擦熱QFricは次のように定義されます:

    IFORM = 2の場合(剛性の定式化):
    • セカンダリ: (9)
      Q Fric = Fheat s ( F adh F T ) K F T
    • メイン: (10)
      Q Fric = Fheat m ( F adh F T ) K F T

      ITHEF=1

    IFORM = 1の場合(ペナルティの定式化):
    • セカンダリ: (11)
      Q Fric = Fheat s C V T 2 d t
    • メイン: (12)
      Q Fric = Fheat m C V T 2 d t
      ITHEF=1
  24. このカードは、HyperMesh内のPCONTプロパティの拡張として表現されます。