CMBEAM

バルクデータエントリ プロパティエントリを参照しないマルチボディダイナミクス解析タイプのビーム要素を定義します。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
CMBEAM EID MID GA GB , X1, G0 Y1 Z1 L  
  A I1 I2 J K1 K2      

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
CMBEAM 1 2 123 125 0.0 0.0 1.0 5.0  
  100.0 833.3 833.3 1485.3          

定義

フィールド 内容 SI単位の例
EID 固有の要素識別番号。

(整数 > 0)

 
MID 材料識別番号。

この要素が参照できるのは、MAT1材料定義だけです。

(整数 > 0)

 
, GA, GB 結合ポイントの節点識別番号。

(整数 > 0。GAGB

 
X1, Y1, Z1 GAの変位座標系のに対して平行なベクトルvの成分、終点Aの成分、終点Aで測定した成分。これにより、(終端Aから終端Bへのベクトルで)BEAM要素の要素座標系の向きを決定します。

(実数)

 
G0 オプションでX1X2X3を入力するための節点識別番号(整数 > 0)。方向ベクトルの方向はGAG0です。

(整数 > 0)

 
L ビームのX軸に沿った変形前の長さ。

(実数)

 
A ビームの断面積。

デフォルトなし(実数 > 0.0)

 
I1 中立軸の周りのプレーン1内の断面二次モーメント。

デフォルトなし(実数 > 0.0)

 
I2 中立軸の周りのプレーン2内の断面二次モーメント。

デフォルトなし(実数 > 0.0)

 
J ねじり定数。

(実数 > 0.0)

 
K1, K2 せん断の面積係数。

デフォルト = 0.0(実数)

 

コメント

  1. ビームのX軸は、常にG1G2を結ぶ線上にあります。ビームのZ軸は、G3/X1Y1Z1によって決まるX軸とY軸を基に決定されます。
  2. 慣性モーメントは次のように定義されます:(1)
    | 1 = / z z = y 2 d A | 2 = / y y = Z 2 dA
    ビーム座標は、断面の主軸に揃える必要があります。
  3. プレーン1および2の横せん断剛性は、それぞれ(K1AGおよび(K2)AGです。K1K2に値0.0を使用すると、横せん断柔軟性は0.0に設定されます(K1K2は無限大と解釈されます)。
  4. HyperMeshでは、このカードはbar2要素として表されます。