バルクデータエントリ 周期対称解析で隣接するセグメントに結合する境界の1つでポイントを定義します。
フォーマット1
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(2) |
(3) |
(4) |
(5) |
(6) |
(7) |
(8) |
(9) |
(10) |
CYJOIN |
SIDE |
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GID1 |
GID2 |
GID3 |
GID4 |
GID5 |
GID6 |
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GID7 |
GID8 |
GID9 |
etc. |
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フォーマット2
(1) |
(2) |
(3) |
(4) |
(5) |
(6) |
(7) |
(8) |
(9) |
(10) |
CYJOIN |
SIDE |
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GID1 |
GID2 |
THRU |
GID6 |
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例1
(1) |
(2) |
(3) |
(4) |
(5) |
(6) |
(7) |
(8) |
(9) |
(10) |
CYJOIN |
1 |
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3 |
103 |
105 |
54 |
1130 |
1450 |
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7 |
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例2
(1) |
(2) |
(3) |
(4) |
(5) |
(6) |
(7) |
(8) |
(9) |
(10) |
CYJOIN |
2 |
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2 |
23 |
THRU |
27 |
122 |
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定義
フィールド |
内容 |
SI単位の例 |
SIDE |
サイドの識別番号。 3
- 1
- セグメントの1つ目のサイドに対応します。
- 2
- セグメントの2つ目のサイドに対応します。
デフォルトなし(整数)
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GIDi |
グリッド識別番号。 デフォルトなし(整数 > 0)
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THRU |
前のIDと後続のID間のすべてのIDがセットに含まれることを示す、ID範囲に対して使用されるキーワード。 これは、Format 2にのみ適用されます。
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コメント
- 周期対称解析には、CYJOINおよびCYSYMバルクデータエントリが必要です。
- サポートされる解析タイプには、線形静的(STATIC)およびノーマルモード(MODES)解析が含まれます。ノーマルモード解析では、現時点で、Lanczos(EIGRL)ソルバーとLapackベースの密行列(EIGRD)ソルバーのみがサポートされます。
- 2つの一致するCYJOINエントリを、セグメントのSIDE 1とSIDE 2のそれぞれに対して定義する必要があります。CYJOINエントリ上の各節点は、他のエントリの一致する節点とペアにする必要があります。一致しない節点ペアは精度の低下につながり、その場合、一致しない節点をリストする警告が.outファイルに出力されます。
- 隣接するセグメントに結合されるモデリング対象のセグメントの2つの周期境界がSIDE 1とSIDE 2として定義されます。対称軸の正の方向は、SIDE 1とSIDE 2が軸を中心として反時計回りの順で番号付けられるように定義されます。

図 1. 対称軸と基本セグメントの周期境界
- 周期対称軸は、CYJOINエントリに出現する最初の節点ペアのジオメトリとCDフィールドによって決定されます。そのため、最初の節点ペアの変位座標系(GRIDバルクデータエントリのCDフィールド)はCYJOINエントリ間で一貫している必要があります。この要件は、対称軸上に配置された球座標系または円筒座標系を使用することによって簡単に満たすことができます。CYJOINの一貫した直交座標系の例を図 2に示します。

図 2. CYJOINの座標系の一貫性を表す図
- PARAM, AXCYSYM, YESが存在する場合、対称軸がCYAXエントリの節点によって定義され、CYJOINの節点のCDフィールドに関するコメント5の制約が適用されなくなります。詳細は、PARAM, AXCYSYMをご参照ください。
- セグメントインターフェースでは、GIDiにおけるすべての変位成分が解析中に隣接するセグメントに制約されます。ただし、SPCによって拘束されるものやMPC、RBE2、およびRBE3に依存して割り当てられるものは除きます。