MCOHED

バルクデータエントリ 損傷に基づいた粘着材料モデルの材料特性を定義します。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
MCOHED MID KI KII KIII SFC VED   MXDMG  
  DMGINIID DMGEVOID              

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
MCOHED 2 9000. 3000. 3000. -1.0 1.0e-3   0.99  
  20 23              

定義

フィールド 内容 SI単位の例
MID 材料識別番号。

デフォルトなし(整数 > 0)

 
KX, KY, KZ カードが粘着要素で使用されている場合の、モードI、II、およびIII変形に対応する弾性係数。

カードが粘着接触で使用されている場合の、モードI、II、およびIII変形に対応するペナルティ剛性。 2

デフォルトなし(実数)

N m 2 MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aaatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqqrFfpeea0xe9Lq=Jc9 vqaqpepm0xbba9pwe9Q8fs0=yqaqpepae9pg0FirpepeKkFr0xfr=x fr=xb9adbaqaaeGaciGaaiaabeqaamaabaabaaGcbaWaaSaaaeaaca WGobaabaGaamyBamaaCaaaleqabaGaaGOmaaaaaaaaaa@38B4@ :粘着要素の場合

N m 3 MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aaatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqqrFfpeea0xe9Lq=Jc9 vqaqpepm0xbba9pwe9Q8fs0=yqaqpepae9pg0FirpepeKkFr0xfr=x fr=xb9adbaqaaeGaciGaaiaabeqaamaabaabaaGcbaWaaSaaaeaaca WGobaabaGaamyBamaaCaaaleqabaGaaGOmaaaaaaaaaa@38B4@ :接着接触の場合

SFC 圧縮における硬化係数。
正の値(実数 > 0.0)
直接指定される剛性
負の値(実数 < 0.0)
剛性スケールファクターを定義します。剛性のスケールファクターは|実数 < 0.0|が成立する値です。このスケーリングは分離状態での初期剛性に適用されます。
SOFT
圧縮剛性として数値モデルの全体剛性の最大対角値に1.0E2を乗算した値を取ります。
HARD
圧縮剛性として数値モデルの全体剛性の最大対角値に1.0E6を乗算した値を取ります。
AUTO
圧縮剛性として数値モデルの全体剛性の最大対角値に1.0E4を乗算した値を取ります。

デフォルト = 1.0

 
VED 粘性エネルギー消散の係数。 3

デフォルト = 0.0(実数 > 0.0)

 
MXDMG 最大損傷指数。この値を上回った粘着要素は解析から除外されます。

デフォルト = 1.0(実数 ≥ 0.0)

 
DMGINIID 損傷開始カードID。

デフォルトなし(整数 > 0)

 
DMGEVOID 損傷進展カードID。

デフォルトなし(整数 > 0)

 

コメント

  1. 材料識別番号は、MAT1MAT2MAT3MAT8MAT9MGASKMCOHEMCOHEDの各エントリのすべてで固有であることが必要です。
  2. 粘着接触では、KII = KIIIを使用することをお勧めします。
  3. 場合によっては、粘着要素を含む数値モデルではスナップバック現象が現れる場合があります。解析を安定させるには、VEDを使用します。
  4. 詳細については、ユーザーズガイド粘着域のモデル化をご参照ください。