NSML
バルクデータエントリ 要素またはプロパティのリストに対して集中非構造質量を定義します。
フォーマット
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
NSML | SID | TYPE | ID | VALUE | ID | VALUE | ID | VALUE | |
+ | ID | VALUE | 同様 | 同様 | 同様 | 同様 | 同様 | 同様 | |
+ | DISTR | DTYPE |
例1
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
NSML | 6 | PSHELL | 16 | 0.29 |
例2
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
NSML | 8 | ELEMENT | 11 | 0.01 | 15 | 0.16 | 24 | 0.09 | |
+ | 25 | 0.01 | 32 | 0.01 | |||||
+ | DISTR | VOLUME |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
---|---|---|
SID | 非構造質量セットの識別番号。 デフォルトなし(整数 > 0) |
|
TYPE | これには、PSOLID、PSHELL、PCOMP、PBAR、PBARL、PBEAM、PBEAML、PROD、CONROD、PSHEAR、PTUBE、MIXEDのいずれかのプロパティを指定できます。この場合、IDのリストは指定のタイプのプロパティを参照します。MIXEDの場合は、さまざまなタイプが混在するプロパティのリストを参照できます。 また、ELEMENTとすることもできますが、その場合は、NSMを指定できる各要素のIDのリストが参照先となります。
注: 要素IDのリストには、さまざまなタイプの要素のIDを記述できます。
タイプELSETにすることもでき、この場合は要素のセットIDのリストが参照先となります。
注: 要素セットには、さまざまなタイプの要素が混在できます。 4
デフォルト値はありません。 |
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ID | プロパティID、要素ID、または要素セットID(TYPEの定義に応じて異なる)。 デフォルトなし(整数 > 0) |
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VALUE | リストされているすべての要素、およびリストされているプロパティを参照する要素に対して配分される集中質量の値。 デフォルトなし(実数)。 |
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DISTR | 質量分布のタイプに関する情報が続くことを示すフラグ。 | |
DTYPE | 非構造質量の分布タイプを指定します。
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コメント
- このカードの使用の詳細については、ユーザーズガイドの非-構造質量をご参照ください。
- この形式の非構造質量は、NSMサブケース情報セレクターを使用して選択する必要があります。
- TYPEフィールドを使用して複数の要素タイプまたはプロパティタイプが混在できるようにする機能は、DISTRに続く行でDTYPEをMASSまたはVOLUMEに設定した場合にのみ使用できます。DTYPEを空白としたデフォルトの状態では、要素タイプやプロパティタイプの混在を参照することはできません。
- NSMLバルクデータ入力とその別形式であるNSML1を使用すると、要素のリスト全体に均一に分布するように集中非構造質量の値を割り当てて適用できます。
- デフォルトの分布(NSML/NSML1に対してDTYPEが空白)要素に与えられる単位面積当たり、単位長さ当たり、または単位体積当たりの非構造質量値は次のとおりです:
(1) (2) (3) DTYPEが空白であるデフォルトケースでは、さまざまな要素タイプやプロパティタイプの組み合わせを参照することはできません。
- 質量 / 体積に基づいた分布(NSML/NSML1のDTYPE=MASS/VOLUME)要素に与えられる単位質量当たりまたは単位体積当たりの非構造質量は次のとおりです:
(4) (5)
ここで、- セット内の要素数
- 集中質量の値
- 要素の長さ
- 要素の面積
- 要素の体積
- 要素の質量
デフォルトの分布(DTYPE=空白)とDTYPE=MASS/VOLUMEの間の重要な違いは、TYPEフィールドがELEMENT/ELSET(要素の組み合わせ)またはMIXED(プロパティの組み合わせ)に設定されている場合、複数の要素タイプ(1D、2D、および3D要素)の組み合わせを単一のNSML/NSML1エントリで定義できることです。
- デフォルトの分布(NSML/NSML1に対してDTYPEが空白)
- 非構造質量の値はトポロジー最適化の際にも変化しません。