PLOAD1
バルクデータエントリ 軸に沿ったユーザー選択ポイントにおけるCBAR要素やCBEAM要素、またはこれらの要素のSETに適用される集中荷重、一様分布荷重、または線形分散荷重を定義します。
RLOAD1、RLOAD2、TLOAD1、TLOAD2バルクデータエントリの動的荷重のEXCITEIDフィールド(倍率 “A”)の定義に用いる事もできます。
フォーマット
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PLOAD1 | SID | EID/ ELSETID |
TYPE | SCALE | X1 | P1 | X2 | P2 | |
ELSET |
例
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PLOAD1 | 25 | 1065 | MY | FRPR | 0.2 | 2.5E3 | 0.8 | 3.5E3 |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
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SID | 荷重セットの識別番号。 静的解析タイプにおける荷重セットID(SID)は、サブケース情報セクション内のLOADコマンドによって選択されます。 デフォルトなし(整数 > 0) |
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EID/ELSETID | EID:
デフォルトなし(整数 > 0) ELSETID: 要素のSET固有の識別。この場合は、ELSET継続行を指定する必要があります。
(整数 > 0または<文字列>) |
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TYPE | 荷重タイプ。
デフォルト値はありません。 |
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SCALE | X1およびX2のスケールファクターを決定します。2 - 5
デフォルト値はありません。 |
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X1, X2 | CBARまたはCBEAM要素軸に沿った終端Aからの距離。 X2 ≠ X1の場合は、線形に変化する分散荷重が位置X1とX2間の要素に適用されます。このとき、バーの単位長さあたりの強度はX1でP1、X2でP2となります。 X2が空白かX1と等しい場合は、値P1の集中荷重が位置X1に適用されます。 X1の場合:デフォルト値はありません。 X2の場合:デフォルト = 空白(実数、0 ≤ X1 ≤ X2) |
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P1, P2 | 位置X1とX2における荷重係数。 デフォルト = 空白(実数または空白) |
コメント
- P1=P2でX2 ≠ X1の場合は、単位長さあたりの強度がP1の一様分布荷重が位置X1とX2間に適用されます。
- SCALE=LE(長さ)の場合、Xiの値は要素軸に沿った実際の距離で、(X1 ≠ X2の場合)Piは要素の単位長さあたりの荷重強度です。
- SCALE= FR(部分)の場合、Xiの値は全長に対する軸に沿った距離の割合で、(X2 ≠ X1の場合)Piは要素の単位長さあたりの荷重強度です。
- SCALE=LEPR(投影長さ)の場合、Xiの値は要素軸に沿った実際の距離で、(X2 ≠ X1の場合)分散荷重は要素の投影長さによる入力です。
図 1. ビーム要素またはバー要素上でのPLOAD1規則SCALE=LEの場合、バーに適用される全荷重は、y基本方向にP1(X2 - X1)です。
SCALE=LEPRの場合、バーに適用される全荷重は、y基本方向にP1(X2 - X1)cosαです。
- SCALE=FRPR(部分投影)の場合、Xiの値はバーの長さに対する実際の距離の割合(CBARエントリ)で、(X1 ≠ X2の場合)分散荷重はバーの投影長さによって指定されます。
- PLOAD1エントリで定義されたCBEAM要素上の荷重は、せん断中心の線に沿って適用されます。
- PLOAD1エントリのTYPEフィールドで、要素座標系方向(TYPE=FYEなど)オプションが選択された場合、投影(SCALE=FRPRまたはLEPR)オプションは無視され、SCALE=FR(またはLE)オプションと同じ結果になります。
- 文字列ベースのラベルは、他のカードにより参照される際などに、セットの視認をより迅速にします。詳細については、Bulk Data Input File内の文字列ラベルベースの入力ファイルをご参照ください。
- このカードは、HyperMesh内の圧力荷重として表現されます。