CPENTA

バルクデータエントリ CPENTA要素の結合を定義します。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
CPENTA EID PID G1 G2 G3 G4 G5 G6  
  G7 G8 G9 G10 G11 G12 G13 G14  
  G15                
  CORDM CID/

THETA

PHI            

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
CPENTA 112 2 3 15 14 4 103 115  

定義

フィールド 内容 SI単位の例
EID 固有の要素識別番号。

デフォルトなし(整数 > 0)

 
PID PSOLIDプロパティエントリの識別番号。

デフォルト = EID(整数 > 0)

 
G# 結合された節点の識別番号。

デフォルト = 空白(整数 ≥ 0、または空白)

 
CORDM 次のフィールドが材料座標系を参照することを示すフラグ。  
CID 材料座標系識別番号。

デフォルト = 0。ただしTHETA/PHIが存在する場合は除きます(整数 ≥ -1)。

 
THETA 要素Z軸周りの要素X軸およびY軸の回転角度。この回転移動の後に形成される新しい座標系は、材料座標系を表します(PHIフィールドによってこの材料座標系をさらに移動できます)。
注: 正のTHETAの場合、要素X軸は要素Y軸に向かって回転されます。 5

デフォルト = 空白(実数)

 
PHI この角度は、THETAを使用した移動の後に得られた新しい座標系で適用されます。
新しいY軸周りの要素Z軸と新しいX軸の回転角度。この回転移動の後に形成される新しい座標系は、材料座標系を表します。
注: 正のPHIの場合、新しいX軸は要素Z軸に向かって回転されます。 5

デフォルト = 空白(実数)

 

コメント

  1. 図のトポロジーを維持する必要があります。つまり、G1G2、およびG3で三角形面を定義し、G1G4G2G5、およびG3G6でそれぞれ1つのエッジを形成します。

    エッジポイントG7G15はオプションです。エッジポイントが存在する場合は、すべて使用する必要があります。この要素の6節点バージョンでは、2つ目と3つ目の継続は不要です。

    エッジポイントはエッジ中央近くに配置することを推奨します。


    図 1. CPENTAの定義
  2. 下面および上面にあるユーザー定義節点のナンバリングが上記の順序と逆の場合、時計回りのナンバリングになるように節点に再度番号が振られます。このために、節点G1を節点G3、節点G4G6とそれぞれ交換します。15節点CPENTAでは、中間節点のナンバリングも適切に変更されます。このような場合、要素座標系は再度番号を振られた節点の順序に基づいて構築されます。
  3. 応力は材料座標系に出力されます。材料座標系は、参照されるPSOLIDエントリで定義します。これは、基準座標系(CORDM = 0)、定義座標系(CORDM = 整数 > 0)、または要素座標系(CORDM = -1)として定義できます。
  4. CPENTA要素の要素座標系は以下のように定義します。


    図 2. CPENTA要素の座標系

    要素座標系の原点は、G1G4を結ぶ直線の中点にあります。

    要素のz軸は、三角形面G1-G2-G3の中心と三角形面G4-G5-G6の中心を結ぶベクトルと中央面(直線G1-G4G2-G5、およびG3-G6の中点がある平面)の法線ベクトルの平均に対応します。z軸の正方向は、三角形面G4-G5-G6に向かう方向です。

    要素のy軸は要素のz軸と垂直で、要素のz軸と原点とG3からG6への直線の中点を結ぶ線で形成される平面上にあります。y軸の正方向は、G3からG6への直線に向かう方向です。

    要素のx軸は、要素のy軸と要素のz軸の外積です。

  5. CIDまたはTHETA/PHIのいずれかのみをCORDM継続行に対して定義できます。THETAを入力した場合、PHIはオプションです。PHIを入力した場合、THETAは必須です。図 3では、初期x、y、zは要素座標系です。


    図 3. THETAフィールドとPHIフィールドのCORDM変換
  6. 詳細については、ユーザーズガイド3次元ソリッド要素をご参照ください。
  7. HyperMeshでは、このカードはpenta6またはpenta15要素として表されます。