TICA

バルクデータエントリ 陽解法解析用に、軸に沿ったまたは軸周りのグリッドセットにおける初速度の値を定義します。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
TICA SID GSID VT VR          
  GA/XA YA ZA GB/XB YB ZB      

例

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
TICA 100 10 3.0 4.0          
  123     0.0 0.0 1.0      

定義

フィールド 内容 SI単位の例
SID セット識別番号。

（整数 > 0）

  
GSID 節点セット識別番号。

デフォルト = モデル内のすべてのグリッド（空白または整数 > 0)

  
VT 軸に沿った初速度。

（実数）

  
VR 軸周りの初速度。

（実数）

  
GA, XA, YA, ZA 軸の原点。これらのフィールドは軸の原点を定義します。ポイントは、GAフィールドにグリッドIDを入力するか、またはXA、YA、ZAフィールドにX、Y、Zの座標を入力することによって定義することができます。これらの座標は基準座標系です。

デフォルトは、基準座標系の原点です（３つすべてのフィールドに実数または最初のフィールドに整数）。

  
GB/XB, YB, ZB 軸定義用のベクトルの方向。これらのフィールドではポイントを定義します。このベクトルは、アンカーポイントからこのポイントに対するベクトルとして定義されます。ポイントは、GBフィールドにグリッドIDを入力するか、またはXB、YB、ZBフィールドにX、Y、Zの座標を入力することによって定義することができます。これらの座標は基準座標系です。

デフォルト無し（３つすべてのフィールドに実数、または最初のフィールドに整数）

  

コメント

  1. 陽解法解析の初期条件セットは、サブケース情報コマンドのIC=SIDを使用して選択する必要があります。ANALYSIS = EXPDYNサブケース情報エントリが定義する陽解法サブケース内でのみ選択できます。
  2. TICAは、主に、VRと軸を定義することによって、軸周りの構造の一定回転をシミュレートするために使用されます。VR、VT、および軸を定義することによって、螺旋形状のモーションを実現することもできます。
  3. HyperMeshでは、このカードは荷重コレクターとして表されます。