MAT10
バルクデータエントリ 流体-構造連成解析における流体要素の材料特性を定義します。
フォーマット
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MAT10 | MID | BULK | RHO | C | GE | ALPHA |
例
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MAT10 | 2 | 0.5 | 22.1 |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
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MID | 固有の材料ID。
デフォルトなし(整数 > 0、または<文字列>) |
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BULK | 体積弾性率。 デフォルトなし(実数 > 0.0) |
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RHO | 質量密度。自動的に質量を計算します。 デフォルトなし(実数 > 0.0) |
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C | 音速。 デフォルトなし(実数 > 0.0) |
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GE | 流体要素減衰係数。 デフォルトなし(実数)。 |
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ALPHA | 正規化された多孔質材料減衰係数。アドミッタンスは周波数の関数のため、ALPHAの値は解析の興味の周波数範囲で選択されるべきです。 デフォルトなし(実数) |
コメント
- MAT10は、FCTN=PFLUIDのPSOLIDエントリから参照される場合があります。
- 材料識別番号 / 文字列は、MAT1、MAT2、MAT3、MAT9、およびMAT10のエントリを含めた中で固有である必要があります。ただし、MAT4、MAT5、またはMATFATとは共有することができます。
- 文字列のラベルを使用すると、他のカードによって参照されている場合などに材料を視覚的に識別しやすくなります(例: プロパティのMIDフィールド)。詳細については、Bulk Data Input File内の文字列ラベルベースの入力ファイルをご参照ください。
- 、RHO、およびCには、
の関係があります。
これら3つの値のうち2つのみが指定されている場合、残り1つはこの式に基づいて計算されます。3つの値がすべて指定される場合は、それらが1.0E-3のトレランスでこの式に当てはまる必要があります。
- 減衰係数eを取得するには、臨界減衰率の に2.0を掛けます。
- HyperMeshでは、このカードは材料として表されます。