MAT10

バルクデータエントリ 流体-構造連成解析における流体要素の材料特性を定義します。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
MAT10 MID BULK RHO C GE ALPHA      

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
MAT10 2 0.5 22.1            

定義

フィールド 内容 SI単位の例
MID 固有の材料ID。
整数
この材料の識別番号を指定します。
<文字列>
この材料エントリのユーザー定義の文字列ラベルを指定します。 3

デフォルトなし(整数 > 0、または<文字列>)

 
BULK 体積弾性率。

デフォルトなし(実数 > 0.0)

 
RHO 質量密度。自動的に質量を計算します。

デフォルトなし(実数 > 0.0)

 
C 音速。

デフォルトなし(実数 > 0.0)

 
GE 流体要素減衰係数。

デフォルトなし(実数)。

 
ALPHA 正規化された多孔質材料減衰係数。アドミッタンスは周波数の関数のため、ALPHAの値は解析の興味の周波数範囲で選択されるべきです。

デフォルトなし(実数)

 

コメント

  1. MAT10は、FCTN=PFLUIDPSOLIDエントリから参照される場合があります。
  2. 材料識別番号 / 文字列は、MAT1MAT2MAT3MAT9、およびMAT10のエントリを含めた中で固有である必要があります。ただし、MAT4MAT5、またはMATFATとは共有することができます。
  3. 文字列のラベルを使用すると、他のカードによって参照されている場合などに材料を視覚的に識別しやすくなります(例: プロパティのMIDフィールド)。詳細については、Bulk Data Input File内の文字列ラベルベースの入力ファイルをご参照ください。
  4. RHO、およびCには、 B U L K = C 2 R H O MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aaatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqqrFfpeea0xe9Lq=Jc9 vqaqpepm0xbba9pwe9Q8fs0=yqaqpepae9pg0FirpepeKkFr0xfr=x fr=xb9adbaqaaeGaciGaaiaabeqaamaabaabaaGcbaGaamOqaiaadw facaWGmbGaam4saiabg2da9iaadoeadaahaaWcbeqaaiaaikdaaaGc cqGHflY1caWGsbGaamisaiaad+eaaaa@40BB@ の関係があります。

    これら3つの値のうち2つのみが指定されている場合、残り1つはこの式に基づいて計算されます。3つの値がすべて指定される場合は、それらが1.0E-3のトレランスでこの式に当てはまる必要があります。

  5. 減衰係数eを取得するには、臨界減衰率の C / C 0 MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aaatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqqrFfpeea0xe9Lq=Jc9 vqaqpepm0xbba9pwe9Q8fs0=yqaqpepae9pg0FirpepeKkFr0xfr=x fr=xb9adbaqaaeGaciGaaiaabeqaamaabaabaaGcbaGaam4qaiaac+ cacaWGdbWaaSbaaSqaaiaaicdaaeqaaaaa@391F@ に2.0を掛けます。
  6. HyperMeshでは、このカードは材料として表されます。