PROD
バルクデータエントリ CRODエントリから参照されるロッドのプロパティを定義します。
フォーマット
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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PROD | PID | MID | A | J | C | NSM |
例
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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PROD | 17 | 23 | 42.6 | 0.5 |
内容
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
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PID | 固有の単純ビームプロパティ識別。
デフォルトなし(整数 > 0、または<文字列>) |
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MID | 材料識別。 1 2
デフォルトなし(整数 > 0、または<文字列>) |
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A | ロッドの面積。 デフォルトなし(実数)。 |
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J | ねじり定数。 デフォルトなし(実数)。 |
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C | ねじり応力を決定するための係数。 デフォルト = 0.0(実数) |
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NSM | 単位長さあたりの非構造質量。 デフォルトなし(実数)。 |
コメント
- 構造問題で、MIDはMAT1材料エントリのみ参照できます。
- 文字列によるラベルを使用すると、他のカードで参照する際などに、プロパティを識別しやすくなります(たとえば、要素のPIDフィールド)。詳細については、Bulk Data Input File内の文字列ラベルベースの入力ファイルをご参照ください。
- 塑性問題の場合は、微小変位と大変位の非線形解析でMAT1と同じIDを使用してMATS1を参照できます。塑性挙動は軸方向のみで考慮され、ねじり挙動は弾性のままになります。
- 熱伝導問題で、MIDはMAT4材料エントリのみ参照できます。
- ねじり応力は次のように計算されます:
(1) ここで、- Mθ
- ねじりモーメント
- C
- フィールドで指定される係数 C
- J
- フィールドで指定されるねじり定数 J
- このカードは、HyperMesh内のプロパティとして表現されます。