SPC1
バルクデータエントリ 単点拘束のセットと温度境界条件を定義します。
フォーマット
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SPC1 | SID | C | G1 | G2 | G3 | G4 | G5 | G6 | |
G7 | G8 | G9 | etc. |
別フォーマット
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SPC1 | SID | C | G1 | "thru" | G2 |
例
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SPC1 | 3 | 2 | 7 | 3 | 10 | 9 | 6 | 5 | |
THRU | 8 | 33 | 71 | ||||||
SPC1 | 2 | 2 | 87 | "thru" | 100 |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
---|---|---|
SID | 単点拘束セット識別番号。 (整数 > 0) |
|
C | 成分番号。 (このフィールドには、整数0または空白(スカラーポイントの場合)、あるいは、間に空白を挟まない最大6桁の各桁が一意な数字(0 < 数字 ≤ 6)(節点の場合)を指定できます。これらの成分は節点が参照する座標系を参照します。) |
|
Gi | 節点またはスカラーポイントの識別番号。 (整数 > 0) |
コメント
- このエントリ上で従属と宣言された自由度には、次のような制限があります:
- このエントリを介して強制変位を使用できません。
- 任意の数の継続を使用できます。
- 1つのカード上で複数の“thru”シーケンスが使用でき、また複数の継続行に跨ることができます。
- GRIDエントリ上では、SPC自由度を永続的な拘束として重複して指定できます。
- “thru”コメントを使用する場合、G1とG2の存在は必要ですが、G1とG2間の節点は存在する必要がありません。
- 静解析と動解析では、SYSSETTING入出力オプションのSPSYNTAXがCHECK(デフォルト)またはMIXEDに設定されている場合、特定の成分にグリッドリストが提供されており、成分が0、1、または空白であれば、グリッド参照はスカラーポイント(SPOINT)または構造節点(GRID)のいずれであることも可能です。スカラーポイントではすべてが0として解釈され、構造節点ではすべてが1として解釈されます。SPSYNTAXがSTRICTに設定されている場合、グリッド / 成分ペア(G#/C#)では、グリッド参照先がスカラーポイント(SPOINT)のときは成分が0または空白である必要があり、グリッド参照先が構造節点(GRID)のときは成分 ≥ 1である必要があります。成分が1より大きい場合、グリッド参照は常に構造節点(GRID)である必要があります。
- 線形定常熱伝動解析では、SPC1を使用して温度境界条件を定義できます。ただし、SPCDエントリとペアでない場合、強制温度は0.0になります。温度境界条件では、SYSSETTING I/OオプションのSPSYNTAXがCHECK(デフォルト)またはSTRICTに設定されている場合は、成分を0または空白にする必要があります。SPSYNTAXがMIXEDに設定されている場合は、成分を1とすることが許容されます。
- HyperMeshでは、このカードは拘束荷重として表されます。